
- 新品
- 書籍
- 書籍
- 1221-04-04
わたしのグランパ

1,047円
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1999/08/30 |
JAN | 9784163186108 |
- 書籍
- 書籍
わたしのグランパ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
わたしのグランパ
¥1,047
在庫なし
商品レビュー
3.8
25件のお客様レビュー
主人公の女の子にとってグランパはヒーロー。 学校や街の理不尽と命懸けで向き合う姿勢は気持ちよく、人生後半の生き方について考えさせられました。 怖くて危なっかしくて謎めいているグランパを、少女は徐々に受け入れてゆき、そしてタイトルにある如く「私の…」と言わしめるようになるまでの心情...
主人公の女の子にとってグランパはヒーロー。 学校や街の理不尽と命懸けで向き合う姿勢は気持ちよく、人生後半の生き方について考えさせられました。 怖くて危なっかしくて謎めいているグランパを、少女は徐々に受け入れてゆき、そしてタイトルにある如く「私の…」と言わしめるようになるまでの心情の変化をヤキモキと追いかけさせるあたりが物書きの凄いところか。
Posted by
主人公・珠子の学校生活とかその他そこかしらに昭和感の漂う小説。 刑務所から出所したというおじいちゃんは、珠子のためにみんなのために動いてくれる。 敵役である“地上げ屋”の人たちも悪いことはしているけれども義侠心?ともいうべきところはもっていて、そこまで悪い人たちでもない。そこらへ...
主人公・珠子の学校生活とかその他そこかしらに昭和感の漂う小説。 刑務所から出所したというおじいちゃんは、珠子のためにみんなのために動いてくれる。 敵役である“地上げ屋”の人たちも悪いことはしているけれども義侠心?ともいうべきところはもっていて、そこまで悪い人たちでもない。そこらへんも含めてザ・昭和だった。 色々な事件、出来事が立て続けに起こった。読んでいて飽きない。最後は、怒涛の終わりかたすぎて衝撃だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
はじめての筒井作品。 フライト待ちで立ち寄った本屋さんで、書き出しを一目見て即購入。句読点の位置だけで、心が弾むこの感覚はなんなんだろう。 あとがきでは、たしか「声に出して気持ち良い文章」(的な)ことと、筒井さんが(演劇の)演者であるという側面を交えて、筒井文章の特性(リズム?)について書かれていた。 普段ほとんど読書をしないから正確にはわからないけれど、筒井さんの文章には、と。が多いと感じる。 それゆえか、文章そのものが持つリズム(視覚的に文章を捉える速度)と、ストーリーの展開の速度(はやく次を読みたい!と思う気持ち)のギャップが、自分の身体感覚をちぐはぐにされるようで、不思議な読書体験だった。 ラストの展開について言及している人の感想を散見したけれど、個人的には、たしかに「呆気な!」とは一瞬感じたものの、それがマイナスな気持ちには繋がらなかった。 むしろ、「死」という、人生のなかで唯一突発的に起こる(と、今のところはおもう)出来事、そして、それから日常へと緩やかに戻っていくスピード感の描写は妙な生々しさがあり、それまでの珠子とグランパが共に過ごした非日常な時間の流れと対照的に、どこかホッとする自分がいた。
Posted by