商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1999/12/20 |
JAN | 9784166600779 |
- 書籍
- 新書
中国人の歴史観
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中国人の歴史観
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
1982年に東大に留学し、その後も本邦で研究活動を続けている著者が1999年に刊行した書。 中国外交は一般に言われる中華思想に基づくものではなく、より伝統的な弱者の戦術である「以夷制夷」であると説く。 諸外国を敵か、友か(、それ以外か)に分類する二元論に基づき、上海事変で世界...
1982年に東大に留学し、その後も本邦で研究活動を続けている著者が1999年に刊行した書。 中国外交は一般に言われる中華思想に基づくものではなく、より伝統的な弱者の戦術である「以夷制夷」であると説く。 諸外国を敵か、友か(、それ以外か)に分類する二元論に基づき、上海事変で世界の最強国から最弱国に転落した同国の弱者・被害者意識も根底にあるという。 その他、上海事変から現代(二十世紀末)に至る対米、対日意識の変遷を中国人の立場から総括する。 本書が書かれて以降の歴史をみても頷ける点は多々あるが、習近平の一人独裁政権による戦狼外交が未だに弱者意識によるのか、中華思想に基づくものかも含め、本書の改訂を期待したい。 本書のあとがきにある「いつまでも『五千年の文明と百年の屈辱』といった議論を繰り返しても何の役にも立たない」との認識の上での行動なのか、依然として引きずっているのかという問いでもある。
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中国人の著者なりの見解はあるだろうが、こちらの想像を出るものではない。そりゃそうだろうという文章ばかりが目立つ。しかし、中国人が阿Qから脱却しつつあるというのは、少し眉に唾。
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15年前のものだから、現状とは違って当たり前だけど、この当時、まだ中国は発展途上感満点だった様子は伺える。そういえばそうだった。現在とは隔世の観があるけど、意外に根っこのところは変わってないのかも、とか思ったり。親日ではなく知日ってのも納得。
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