商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1999/09/15 |
| JAN | 9784103096177 |
- 書籍
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ローマ人の物語(8)
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ローマ人の物語(8)
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商品レビュー
3.9
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※このレビューにはネタバレを含みます
ネロが凄腕のシリア総督コルブロに自死を命じて、元老院に国家の敵とされて自死してから、目まぐるしく、皇帝がガルバ→オトー→ヴィテリウス→ヴェスパシアヌスって変わる。 ヴェスパシアヌスは世襲制で皇帝の座を承継できるように整えて、死後、長男のティトゥスが皇帝になるんだけど、立て続けに起こった2度の天災の対応に忙殺されて、ティトゥスが亡くなっちゃう。民衆からも人気あってバランス取れた良い統治をする人だったらしい。 で、次男で弟のドミティアヌスが跡を継いで帝位に就くんだけど、この人は公共施設の改修工事やら新設やら、色々評価されることをした一方で、奥さんと姪との闇深そうな関係の拗れとか終身財務官に就任して元老院に警戒されたりだとか、まあ好かれない施策も多々打ち出したせいで、暗殺されてしかも記録抹殺刑に処されて、歴史上からいろんなことが消された。 そのあとはネルヴァっておじいちゃんが少しの期間皇帝になって、スペイン出身のトライアヌスが初めて属州出身の皇帝になった、ってところまでが書かれてる。
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1.ガルバ 皇帝らしいことは何一つない、人身の読めない普通のおじいさん。 2.オトー 皇帝の座を巡り内乱が起こる。内乱を収めるためか、自死。 3.ヴィテリウス 権威と権力を持っていたが活用法を知らなかった。内戦に敗れ死亡。 4.帝国の辺境では ローマの内乱を好機と捉え、外乱...
1.ガルバ 皇帝らしいことは何一つない、人身の読めない普通のおじいさん。 2.オトー 皇帝の座を巡り内乱が起こる。内乱を収めるためか、自死。 3.ヴィテリウス 権威と権力を持っていたが活用法を知らなかった。内戦に敗れ死亡。 4.帝国の辺境では ローマの内乱を好機と捉え、外乱が起こる。挙句の果てにガリア帝国まで建設される。結局鎮圧されるが、寛容で迎える。内乱の余波であることを自覚していた、自らの非を認めたが故の行動。 5.ヴェスパシアヌス 庶民的であり、身の丈にあった行動におさえている。皇帝法の成立により、元老院からの承認を得なくても皇帝が成立するようになった。コロッセウム建設。死ぬまでに、平和と秩序の回復とその維持を実現。 6.ティトゥス 有能ではあったが、災難続き(ヴェスヴィオ火山噴火など)に心身がまいったのか、早死。 7.ドミティニアヌス 皇帝統治を積極的に行う。恐怖政治になる。暗殺される。 8.ネルヴァ バランス感覚豊かなジェントルマン。 リスクを排除しようとするほど、リスクに足元を取られる危険も増大する。リスクがあれば緊張感を持つ。
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20210516 ネロ帝の自死によってユリウスクラウディウス朝が崩壊してから、1年間にガルバ、オトー、フラヴィウス3人の皇帝が表れては消える内乱状態となる。 この混乱を収めたヴェスパニアウスはフラヴィウス朝を創設して、ティトゥス、ドミティアヌスへと続いていく。 ・ガルバ、オトー、...
20210516 ネロ帝の自死によってユリウスクラウディウス朝が崩壊してから、1年間にガルバ、オトー、フラヴィウス3人の皇帝が表れては消える内乱状態となる。 この混乱を収めたヴェスパニアウスはフラヴィウス朝を創設して、ティトゥス、ドミティアヌスへと続いていく。 ・ガルバ、オトー、フラヴィウスは皇帝になったあと、何をすれば平和と秩序を維持できるのか、のヴィジョンがなかった。ただ、配下の軍団兵に推挙され、その地位に目がくらんだ近視眼的な行動である。ヴェスパニアウスは、ムキニウスからの協力を取り付けると、フラヴィウス派との軍事対決への対処と、帝国における自分の役割で市民と軍団兵の支持につながるユダヤ戦役の双方に適切に対処する。 ・ヴェスパニアウスとティトゥスは壮年期まで皇帝を意識しなかったため、庶民的で民衆の支持も厚かった。ドミティアヌスは若くして帝位を意識し、告発による元老院のコントロールを公然と行ったことで反感を買った ☆プライドはよい仕事をするための必要条件ではないのかもしれない ・ドミティアヌスの構築した、ラインとドナウの上流地域の防衛線となる、リメスゲルマニクスはその後の皇帝たちも補強を重ね、方針を踏襲している ・ローマ繁栄の理由①インフラへの投資:街道、水道、会堂といった公共建築を地道に作り、補修し続けたことがローマ繁栄が長く続いた理由の一つ ・ローマ繁栄の理由②現実的、質実剛健の精神性:ギリシャ人のように空論をもてあそぶことを嫌い、安全と秩序の維持、食の保証を中心にした福祉の向上に価値観の中心においた ・ローマ繁栄の理由③高い公共心と市民、元老院、属州からのチェック機能:皇帝を始めとした有力者は公共建築を寄付することが求められた。カエサルは高い地位のものは低いものよりも行動が制限されるといい、共和政時代には元老院階級が最も戦争における死者を出した。 ・ローマ繁栄の理由④実力主義:公職を務めるものは属州統治や軍団勤務などの実務経験があることが求められた。実力主義に例外が多く混入すると、いつしかそれらのものが作る独自ルールが生まれるようになる。 実力とはなにか、を明確に定義することが重要
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