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柔らかな頬
1,980円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1999/04/15 |
| JAN | 9784062079198 |
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柔らかな頬
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商品レビュー
3.4
118件のお客様レビュー
重苦しい雰囲気の中で展開される物語は、行方不明の娘を探し続ける母親と、過去の事件を再捜査する元刑事の視点を交錯させながら進んでいきます。現代の神隠しと呼ばれる幼児失踪事件を背景に、罪と罰、生と死の対比が巧みに描かれ、読者は深い思索に誘われます。主人公の女性カスミは、性的な官能を漂わせつつも孤独に悩む姿が印象的で、彼女の背徳的な行動が娘の失踪にどのように関わっているのかを問いかけます。多様な女性像が描かれ、共感できない部分も含めて、様々な視点から人間の心理を掘り下げる内容は、読み応えがあり、作者の力量を感じさせます。物語の終わりが暗示する無限の闇と、そこに潜む真実を探る旅は、読者に強い印象を残します。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
一読の価値あり
第121回「直木賞」受賞。主人公は、姿を消した5歳の娘を探し続けるカスミ。物語のメインは、失踪事件の解決ではない。罪の意識に苛まれる母親、あるいはその周辺の人々の、孤独と絶望を容赦なく描いた秀作だ。
yoko
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
冒頭から続くカスミと石山の関係は付き合いたてのカップルのような、心拍数が上がってどうしようもなくなる激しい恋で、あのまま結ばれたとしてもどこかで冷めたり綻びが出るだろうなと感じさせる危うさを孕んでいた。 2人とも母、父という立場でありながら、愛人のためなら子供を捨てても良い、という身勝手さを持っており、子供達やそれぞれの配偶者が可哀想だった。 悪いのは犯人というのは絶対だが、悪い方の選択肢を引き続けるカスミたちの影響も少なからずあり、もし有香が犯人に攫われなかったとしても彼女は母親を憎んで生きることになっていたのではないかと思う(最後の章が有香目線の真実なら)。カスミと石山が犯した偶然とは言い切れない確かな罪であり、同情は出来ても共感は全く出来ない話だった。 有香を探すのをやめたカスミの今後や、2億の借金を抱えながらヒモとして生きる石山の見えない未来、末期癌で苦しみながら死んだ内海の生き様、カスミと石山の関係を悟っていた有香の絶望、寒々しく吸い込まれそうな闇が広がるカスミの故郷、何を考えても暗く孤独で絶望しか感じない。 内海の死に際が壮絶だったのが印象的。込み上げてくるものがあった。 夜寝る前に読み終えたが、そのまま眠りにつくと悪夢を見そうな読後感だったため、犬の動画を見て気を紛らわした。 深い深い底なしの穴に放り込まれたような気分。 真犯人は描かれていなかったが、有香が名前を知らなかった男の人なので脇田かなと予想。 昇進のために殺された有香を思ってさらに胸が締め付けられたラストだった。
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初めての桐野夏生。開いた瞬間、結構なボリュームのある小説と感じて読み切れるか不安になったけれど、飽きることなく一気に読み進めてしまった。 知人一家の別荘地に一緒に来ていた家族の娘が忽然と姿を消してしまうのが主軸。 母親や父親、知人夫妻や管理人、色々な人に焦点を当てながら見ていく...
初めての桐野夏生。開いた瞬間、結構なボリュームのある小説と感じて読み切れるか不安になったけれど、飽きることなく一気に読み進めてしまった。 知人一家の別荘地に一緒に来ていた家族の娘が忽然と姿を消してしまうのが主軸。 母親や父親、知人夫妻や管理人、色々な人に焦点を当てながら見ていくけれど、大人たちの内面の醜さなんかも描写されている。 どの登場人物にも一切共感出来ないけれど目が離せない。後半の内海とカスミも共鳴したんだろうけど、全く共感は出来ない。 結局犯人も分からずモヤモヤして読了。 しかし嫌いではないし、人物の描写は好きだったので別の作品も読んでみたいと思う。
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