商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 1999/05/18 |
JAN | 9784894565289 |
- 書籍
- 文庫
窓のある書店から
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
読んでて息するのを忘れたぐらいに面白いのだけど、読み進めるほどに「言葉」を話すのも、文を書くのもおっくうになる。 誰かから聞いたであろう考え、言葉の皮で覆い尽くされた自分が嫌いになってくる。 どこにも自分の言葉が見つからない。
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著者が幼い頃から現在にいたるまで親しんできたさまざまな文学作品について、情念のこもった感想を綴っている本です。 冒頭のエッセイでは、在日コリアンとして生まれた著者が言葉に対して抱き続けてきた違和感が、小説を書く動機になっているという考えが語られ、次に「石に泳ぐ魚」をめぐる裁判を...
著者が幼い頃から現在にいたるまで親しんできたさまざまな文学作品について、情念のこもった感想を綴っている本です。 冒頭のエッセイでは、在日コリアンとして生まれた著者が言葉に対して抱き続けてきた違和感が、小説を書く動機になっているという考えが語られ、次に「石に泳ぐ魚」をめぐる裁判をめぐって著者の創作に対する考えが表明されていて、やや重厚な内容になっています。 それに続くエッセイでは、著者が足しげく通っている「窓のある書店」で手にした本についての感想が語られており、いずれもおもしろく読みました。太宰治や寺山修司、色川武大を取り上げた箇所では、さすがというほかない著者の偏愛っぷりが示されています。他方、著者が司馬遼太郎を敬愛しているというのはかなり意外な印象を受け、興味深く感じました。
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柳さんの本や作家さんにまつわるエッセイなのですが、なかなか言葉が難しくてなかなか進めませんでした。けれど核心を見事についてて唸ってしまう。言葉の針がすごい鋭い。
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