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きのね(上) 新潮文庫
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きのね(上) 新潮文庫

宮尾登美子(著者)

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きのね(上) 新潮文庫

825

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1999/03/29
JAN 9784101293103

きのね(上)

¥825

商品レビュー

4.3

31件のお客様レビュー

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2010/05/28

一般人からは、うかが…

一般人からは、うかがいしれない別世界「梨園」。芸能ニュースを賑わす昨今の浅薄なイメージとは全く異なる世界が、丁寧にかつ淡々と、時に故事を交えつつ語られます。ぐいぐいと読むものをひきつける文章からは作家宮尾登美子の筆力が、また作者の歌舞伎のみならず古典芸能への深い造詣が伺われます。...

一般人からは、うかがいしれない別世界「梨園」。芸能ニュースを賑わす昨今の浅薄なイメージとは全く異なる世界が、丁寧にかつ淡々と、時に故事を交えつつ語られます。ぐいぐいと読むものをひきつける文章からは作家宮尾登美子の筆力が、また作者の歌舞伎のみならず古典芸能への深い造詣が伺われます。描き出される世界の旧弊な体質に時には反発を覚えたり、にもかかわらずその世界を一生懸命に生きる登場人物の誠実な姿に心を動かされたり…。没頭しながら気がつくと、巻末最後の一文、華やかな歌舞伎の舞台の影に、ひっそりとしかし力強く生きた女

文庫OFF

2020/09/01

11代市川團十郎(今の海老蔵=堀越孝俊さんの祖父)の陰で尽くした女性の一代記 はじめは長い説明に読むのをやめようかと思ったけど、最後まで読んでよかった。感動した。歌舞伎に詳しい人ならさらに楽しめるかもしれない。

Posted by ブクログ

2019/04/29

かつての歌舞伎役者市川団十郎の女房の方の一生を描いた物語。 自分が生きてきた時代からすると、根底となる価値観そのものが異なっていることが個人的に面白かった。 主人公のお光の耐えている姿はとてもしんどそうであった。 最初の回想シーンのテンポが若干悪く感じるが、3/4過ぎあたりか...

かつての歌舞伎役者市川団十郎の女房の方の一生を描いた物語。 自分が生きてきた時代からすると、根底となる価値観そのものが異なっていることが個人的に面白かった。 主人公のお光の耐えている姿はとてもしんどそうであった。 最初の回想シーンのテンポが若干悪く感じるが、3/4過ぎあたりから一気に面白くなった印象。 女中って大変な仕事ですね……

Posted by ブクログ

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