商品詳細
内容紹介 | 内容:熱いジャズの焼き菓子. 解凍. Yo-Yo. 瞳の致死量. Lips. マグネット. COX. アイロン. 最後の資料 |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎/ |
発売年月日 | 1999/04/10 |
JAN | 9784877282912 |
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マグネット
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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
目次 ・熱いジャズの焼き菓子 ・解答 ・YO-YO ・瞳の致死量 ・LIPS ・マグネット ・COX ・アイロン ・最後の資料 恋愛偏差値の低い私には、山田詠美の官能的な恋愛小説はハードルが高い。 こういう感じなのかなあと想像することはできるが、感覚として感じることができないことが多い。 そんな中、深く頷いたのは「熱いジャズの焼き菓子」 不用意なたった一言で、世界が反転する。 その一瞬の心の動きを救い上げるのが、上手いなあ。 人を殺すことよりも許せないこと。 うん。確かに。 「解答」はミステリ仕立ての純文学だと思った。 早川が何をやって来たのかではなく、どんな闇を抱えていたのかをめぐる謎。 「瞳の致死量」はヒッチコックの『裏窓』を彷彿とさせる舞台設定。 他人の生活を除くとき、幸せな姿よりも不幸を探してしまうということ 真実ではなく、見たいものを見たいように見ていること。 それはもしかして、自分の姿なんじゃないかと思う。 この本を読んでいるとき、Hey!Say!JUMPの曲を聴いていた。 「YO-YO」を読んでいるときに流れた「order」、「LIPS」を読んでいるときの「チョコラタ」が、作品世界とシンクロしていた。 恋愛偏差値が低いので、このような手段で疑似体験。 「最後の資料」だけは小説ではない。 けれど、夫の使い方がとてつもなくうまい。 悲しみに沈んでいきそうになると、彼の無邪気な言動がそれを救ってくれる。 小説じゃないんだけど、夫の使い方が、上手い。
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作者らしい作品の数々に、一気読み(笑) 性を表に嫌らしくない形で表現するその作風が好きだな、としみじみ思った。
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姫野カヲルコと似ているようで、どこか違う。人間の欲望や快楽に不思議なユーモアを織り交ぜる姫野さんと違って、山田詠美は大胆なテーマを描きながらも非常に真面目、と言ったらよいだろうか…。
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