思考スピードの経営 デジタル経営教本

ビルゲイツ(著者), 大原進(訳者)

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞社/
• 発売年月日: 1999/04/02
• JAN: 9784532147310

商品レビュー

2018/11/23

"1999年4月に発売されたビル・ゲイツ氏の企業経営に関る本。
ネット情報社会の到来を見越した、アナログからデジタルへと移行し、効率よくスピードを上げた経営を提唱している。働き方の変化も予言している。"

2013/04/27

本書は1999年に出版されました。12年前に本書の中でビル・ゲイツは、今日のような情報社会が来ることを予想していた。それが彼の描いた未来は、的確に今の社会を言い表しているのだから、驚くべき先見性です。

ビル・ゲイツは本書の中で、業務を円滑かつ効率的に運用し、緊急事態や新たな機会到来に敏速に対応し、貴重な情報を社内でそれを必要とする者に直ちに伝える能力、そしてそ決定を敏速に下し、顧客とうまく交流する能力が必要であると言っている。

そのシステムのことを「デジタル・ナーバス・システム」と名付けている。

デジタル・ナーバス・システムとは、会社がその環境を認識してそれに対応できるようにし、また競争相手の挑戦と顧客のニーズをかぎ分けて、時宜にかなった対応策を練り上げることを可能にするデジタルプロセスのことである。

お金は経済の血液だとよく言われる。循環してこそ健全なのだと。
本書で、ビル・ゲイツは会社にとって情報は血液だと言っている。
ある情報が一定の人にしか知らされない、それによって不効率になったり的確なニーズを掴めなかったり、広義での機会損失を被ることになる。
もちろん、すべての社員に情報を知らせる必要なないが、必要な情報がおりてこなければ、情報社会では生き残ることができない。

20世紀を代表する経営者、ビル・ゲイツのデジタル経営指南本というべき本でしょう。
ぜひ彼の思考の中に一度、足を踏み入れてみることを、おすすめします。

2010/05/23

世界一金持ちになった男の経営術がかかれている。

孫子に水のような組織が最も強いとあったが、ゲイツの作り上げた組織は組織改変の元となる情報を軸に構築されている。

何よりも驚いたのはゲイツの作り上げた組織ではなかった。

この本の中でゲイツがしきりに十年後にはこうなるって言うんだけど全て当たってる。

ゲイツの作り上げた組織よりもゲイツの特異な能力の方が彼の成功の源なのではないかと思った。

この本古本屋で買ったんだけど血がついてんだよね。

血が出るほど読んだビジネスマンがいたんだなあ。