商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2006/01/30 |
| JAN | 9784105900526 |
- 書籍
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世界の果てのビートルズ
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世界の果てのビートルズ
¥2,090
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
荒々しさ、寒さに覆い尽くされた北欧の少年時代 読み手である私が経験した、日本の少年時代とはかけ離れている にもかかわらず、何度も懐かしさを感じ、物語に共感することができた
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舞台はスウェーデン。といっても北の果てのフィンランドの国境に近いフィンランド語を話す地域。ストックホルムなどの南の地域とは違って陰気な雰囲気の街に住む男の子が青年になるまでの、友人と家族と地域のお話です。 1960年代のお話なので、父親が子供を殴ったり、みんながアルコールを飲みま...
舞台はスウェーデン。といっても北の果てのフィンランドの国境に近いフィンランド語を話す地域。ストックホルムなどの南の地域とは違って陰気な雰囲気の街に住む男の子が青年になるまでの、友人と家族と地域のお話です。 1960年代のお話なので、父親が子供を殴ったり、みんながアルコールを飲みまくったり、今の常識からするとアウトな内容が多いのですが、北欧にもそういう時代があったのか、と、初めて知りました。宗教的なことなどを知っていれば、さらに面白いと思います。 題名になったビートルズはほとんど出てきません。でも、もらったビートルズのレコードの『ジャーン!』に衝撃を受けるところなんて、めちゃくちゃ親近感湧きました。
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世界の果てだろうが、偏狭で古臭くてウンザリだろうが、ふるさとに悪態をつくことができるのは、そこで生まれ育った者だけだ。 それを愛と呼び変えても、かまわないだろう。 頭がからっぽの悪ガキ二人が、ベニヤ板のギターにストラップをつけ、マイク代わりの縄跳びを握り締めてバンドと称しても、...
世界の果てだろうが、偏狭で古臭くてウンザリだろうが、ふるさとに悪態をつくことができるのは、そこで生まれ育った者だけだ。 それを愛と呼び変えても、かまわないだろう。 頭がからっぽの悪ガキ二人が、ベニヤ板のギターにストラップをつけ、マイク代わりの縄跳びを握り締めてバンドと称しても、誰が笑える? 独りでエアギターを掻き鳴らし、口パクでシャウトしたことがある人ならば、きっとわかるはず、最高にロックじゃないか! 上手い小説な訳じゃない。でも“ぼく”の中で出口を求めて騒いできたうごめきが、書いてくれと訴え続けてきた物語の衝動が、とうとう時を得て迸り出たという勢いがガンガンと伝わってくる。 春のある日に突然、川の氷が砕け、ぶつかり、激しく鳴り響いて流れてゆくように。 “氷盤は勢いよく流れ去り、いつまでも続く。衝突は果てしなく繰り返され、氷は割れ、かけらが飛ぶ。そのとき、橋が引っ張られて基礎から外れて溶け、巨大な砕氷器のように流れに逆らって揺れるのを感じる。僕らはその最前部に立ち、橋は氷盤を猛烈な力で叩き壊しつつ進み、長い冒険の旅が始まる。 「ロックンロール・ミュージック!」ぼくはニイラに向かって叫ぶ。 彼ならわかる。” ーーー 大人になった“ぼく”はネパールで最高峰の一つである雪山に登る。それは少年の時の夢の達成であり、友への約束を果たした時でもある。 そして、少しばかりの感傷と共に、少年たちの物語が語り始めるられる。 すべてが語り終えられたあとに、少年たちが世界の果ての小さな村で抱いた果てしない未来への夢と、夢を胸の底にしまい込んで大人になったぼくがネパールへと旅たった理由へと思いを彷徨わせていると、なんだか鼻の奥がつんとして、胸の底がいつまでもざわめき続ける。
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