商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2006/01/25 |
JAN | 9784087460063 |
- 書籍
- 文庫
笑う招き猫
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笑う招き猫
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商品レビュー
3.5
95件のお客様レビュー
女芸人のお話。とくに…
女芸人のお話。とくに宴会の席でのことなんて、実際女性ならあってもおかしくないような出来事。気持ちよくパンチをかましてくれてすごくスッキリしました。彼女達の姿は、今の女芸人にはない何かを感じます。やっぱり小説の中だけのキャラなんでしょうね。この2人が現実に存在していて、いつまでも今...
女芸人のお話。とくに宴会の席でのことなんて、実際女性ならあってもおかしくないような出来事。気持ちよくパンチをかましてくれてすごくスッキリしました。彼女達の姿は、今の女芸人にはない何かを感じます。やっぱり小説の中だけのキャラなんでしょうね。この2人が現実に存在していて、いつまでも今のままの気持ちを持ちつづけていてくれたら素晴らしいな、って思います★
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桃餐(とうさん)プロ? まるで倒産寸前みたいなプロダクションに所属する女性漫才コンビ「アカコとヒトミ」。初ライブで、客席が失笑から無反応へ、終いには凍りつくという盛大なスベりの場面から物語は始まります。 二人は共に28歳・独身。大学時代からの腐れ縁でお笑いの道へ進んだのでし...
桃餐(とうさん)プロ? まるで倒産寸前みたいなプロダクションに所属する女性漫才コンビ「アカコとヒトミ」。初ライブで、客席が失笑から無反応へ、終いには凍りつくという盛大なスベりの場面から物語は始まります。 二人は共に28歳・独身。大学時代からの腐れ縁でお笑いの道へ進んだのでしたが、当然いい時も悪い時もあります。互いの境遇の相違と嫉妬、すれ違い、喧嘩‥。それでもそれらを乗り越え、真摯に笑いを追求する姿は、一見無謀に思えても尊く、明るい未来を予感させます。 物語の展開、登場人物の対話にリズムがあり、読みやすいです。筆者のノリに引き込まれるように、ライブ会場でネタを共有している感覚になります。 世の中にはM-1やR-1で優勝し、売れっ子を目指している芸人の卵みたいな方はごまんといるんでしょうね。その日暮らしで将来の見通しも持てない不安と常に闘っているのは、ある意味すごいです。 加えて、「万人ウケする笑い」ってあるのかな?と考えてしまいます。もしかしたら、万人に通用する感動や泣かせより難しいのでは?と思います。 その点、アカコとヒトミは決して妥協せず、高みを目指す姿勢が清々しく、応援したくなりました。 山本幸久さんのデビュー作にして、小説すばる新人賞受賞(「アカコとヒトミと」改題)の本作は、笑いと夢をもたらす爽やかな青春小説でした。
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28歳の女性漫才コンビ。テレビに出たいわけじゃなく、しっかり漫才をやりたいという2人。漫才も楽しいが、ふだんの会話が面白い。突然、歌い出したりもする。さらに彼女たちを取り巻く人たちも、それぞれに個性的。特に頼子さんが素敵。コンビの1人が自転車で走り回る地域が、私の活動範囲に重なっ...
28歳の女性漫才コンビ。テレビに出たいわけじゃなく、しっかり漫才をやりたいという2人。漫才も楽しいが、ふだんの会話が面白い。突然、歌い出したりもする。さらに彼女たちを取り巻く人たちも、それぞれに個性的。特に頼子さんが素敵。コンビの1人が自転車で走り回る地域が、私の活動範囲に重なっていることもあって、よく知っている地名が出てくるのも嬉しい。続編はないんだろうなぁ。でも、この後の彼女たちも見てみたいなぁと思う。
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