商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2006/03/14 |
JAN | 9784062753524 |
- 書籍
- 文庫
ハゲタカ(上)
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ハゲタカ(上)
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商品レビュー
4.2
255件のお客様レビュー
バブル崩壊以降、低迷…
バブル崩壊以降、低迷し続ける日本経済界に現れた外資系の投資ファンド 通称「ハゲタカ」 彼らは一見すれば強引で汚いイメージだが、主人公・鷲津の買収はその鮮やかな手口にむしろ引き込まれる。 何が企業をここまで追い詰めたのか? 何が日本をここまで狂わせたのか? 難し...
バブル崩壊以降、低迷し続ける日本経済界に現れた外資系の投資ファンド 通称「ハゲタカ」 彼らは一見すれば強引で汚いイメージだが、主人公・鷲津の買収はその鮮やかな手口にむしろ引き込まれる。 何が企業をここまで追い詰めたのか? 何が日本をここまで狂わせたのか? 難しいが、その分すごく勉強になる一冊
文庫OFF
ドラマではまりました!
ドラマ化された経済小説。外資系ファンドによる瀕死状態の企業買収と、そこからの鮮やかな再生……。絡み合う人間関係も含め、リアルに描いた衝撃作です。買収にまつわる知識も得られて、一石二鳥かも?
やま
以前NHKのドラマで大ヒットした作品の原作。 とにかく面白かった。 経済小説といえば古くは城山三郎や高杉良、最近では池井戸潤の半沢直樹シリーズなどヒット作も多いが、なぜ面白いのだろうかと考えてみた。 まずは基本的に経済のディープな仕組みやルールに私たちが詳しくないこと。本来経...
以前NHKのドラマで大ヒットした作品の原作。 とにかく面白かった。 経済小説といえば古くは城山三郎や高杉良、最近では池井戸潤の半沢直樹シリーズなどヒット作も多いが、なぜ面白いのだろうかと考えてみた。 まずは基本的に経済のディープな仕組みやルールに私たちが詳しくないこと。本来経済に関する事柄は自分たちの生活に密接な関係があるため色々な事を知っておかねばならないはずだが、私たちは思った以上に経済について疎い。なのでこういう作品を読んでいると「なるほど」「そうなんだ」と思うことが度々出てくる。 次に主な登場人物がその経済分野で「プロフェッショナル」であることだ。主役も相手方もプロ同士。本作であれば鷲津も芝野も飯島もみんな一流の金融プロフェッショナルだ。逆に知識がハンパなアマチュアは作中で活躍できず脇役や犠牲者となる。野球、サッカー、将棋、アーティストなどなど、どの分野でもプロフェッショナルの華麗な技は人々を魅了する。 最後に多くの経済小説ではバトルが繰り広げられることも面白い要素として大きいだろう。経済分野でのプロ同士の戦いは、ファンタジー世界での戦いや現実の戦争と同様に、双方があらん限りの知恵と力を振り絞り、権謀術数を張り巡らせ、深遠な読み合いを繰り広げる。バトルはいつの時代も最も面白い読み物の一つだ。 本作は三和銀行、金谷ホテルや足利銀行などバブル崩壊後に実際に起きた事をベースに書かれているものが多い。そういう意味ではエンターテインメントであり現代史の解説書でもある作品といえるかもしれない。
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