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江戸に学ぶ企業倫理 日本におけるCSRの源流
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江戸に学ぶ企業倫理 日本におけるCSRの源流

日本取締役協会(著者), 弦間明(その他), 小林俊治(その他)

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江戸に学ぶ企業倫理 日本におけるCSRの源流

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 生産性出版/
発売年月日 2006/03/14
JAN 9784820118244

江戸に学ぶ企業倫理

¥2,860

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2009/12/23

★江戸から見直す原点 今江戸商人の商業道徳が見直されています。その一つとして「三方よし」という理念があります。「三方よし」とは「売り手よし、買い手よし、世間よし」ということです。江戸時代は非常に平和な時代でした。そして貨幣経済が広く浸透したことによって、商品の生産と流通が地域を...

★江戸から見直す原点 今江戸商人の商業道徳が見直されています。その一つとして「三方よし」という理念があります。「三方よし」とは「売り手よし、買い手よし、世間よし」ということです。江戸時代は非常に平和な時代でした。そして貨幣経済が広く浸透したことによって、商品の生産と流通が地域を超えて加速し、商工業(ビジネス)が目覚しく発展していったのです。その発展が江戸商人の商業道徳を育成し、経済的基盤が作られていったのです。江戸時代だからと言って決して唯の昔話ではありません。江戸の商人の考え方からは、学べること、現代につながることがたくさんあります。歴史だからと言って難しく考えず、気軽に読んで考え方に共感してみてはどうでしょうか。  この本には江戸時代の作家や思想家、商人たちの企業倫理が述べられています。「お得意様の信用を得ることが家業を長続きさせるゆえん」として、江戸の商人たちは何より地域の消費者を大切にしていたようです。常に地域の需要に応え、なおかつ勤勉・倹約・正直・堅実でした。これらは今の企業にだって必要なことです。商売人として心得るべきことは今も昔も変わっておらず、企業を取り巻く環境すべてを大切にしていたということで、これはまさに現代経営の原点です。  江戸時代といえば全国各地に“藩”というものがありました。その一つの信州松代藩が財政危機に直面したときに恩田杢という人物が大活躍しました。彼は藩財政改革の責任者に大抜擢され、その改革は見事に成功し、大きな成果を上げたのです。彼には抜群のリーダーシップがあり、そのリーダーシップはしっかりとしたコミュニケーションがあってこそのものでした。どんなところでも、リーダーと呼ばれる人が無口で黙々と仕事をこなすだけでは困りますよね。むしろそんな人はリーダーになれません。恩田は人間関係を大切にし、相手が農民でも対等の立場で協力しあっていました。私もアルバイトをしていて思うのですが、店長や社長は常にアルバイトの私たちとコミュニケーションしようとしているし、私たちはお客さんとコミュニケーションしようとしています。そうすることで、お店や商品に対する直接の評価を反映できたりするのだなと思うのです。  時代の違いにかかわらずこの本から学べることはたくさんあります。堅苦しそうに見えますが、今の自分たちとの共通点を探しながら気軽に読めばとてもためになる本ですので、ぜひ読んでみてください。 (オススメ人: 白田 美咲)

Posted by ブクログ

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