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日本の歴史 改版(19) 開国と攘夷 中公文庫
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日本の歴史 改版(19) 開国と攘夷 中公文庫

小西四郎(著者)

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日本の歴史 改版(19) 開国と攘夷 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2006/02/22
JAN 9784122046450

日本の歴史 改版(19)

¥1,361

商品レビュー

3.6

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2024/10/06

黒船襲来から大政奉還まで。いわゆる幕末の時代。歴史ファンに人気のある時代なので、この時代を描いた歴史小説も多いし、大河ドラマのテーマにもたびたびなっている。 本書で強調(著者は意図しているかどうかは分からないが)されているのは、黒船襲来以降、次々とやってくる欧米列国に対して幕府...

黒船襲来から大政奉還まで。いわゆる幕末の時代。歴史ファンに人気のある時代なので、この時代を描いた歴史小説も多いし、大河ドラマのテーマにもたびたびなっている。 本書で強調(著者は意図しているかどうかは分からないが)されているのは、黒船襲来以降、次々とやってくる欧米列国に対して幕府があたふたしているところと、そのための対応のまずさである。 それは、幕府が海外事情に対してあまりにも無知であったこと、海外事情に詳しい人物からの忠告を守旧派が退けたこと、それらの要因は長年にわたる鎖国にあったことが読み取れる。 それが結局は幕府の終焉に繋がったのだろう。

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2023/10/11

中央公論の歴史本第19巻。時代は幕末。ペリーが来航し、各国が日本に対し開国を迫る中で、幕政担当者は開国をすべきかなかなか答えが出せないでいた。巷では水戸藩を理論的支柱として尊王攘夷思想が吹き荒れ、異人斬りといった蛮行まで起こる始末。時の大老井伊直弼は安政の大獄で尊王攘夷思想を持つ...

中央公論の歴史本第19巻。時代は幕末。ペリーが来航し、各国が日本に対し開国を迫る中で、幕政担当者は開国をすべきかなかなか答えが出せないでいた。巷では水戸藩を理論的支柱として尊王攘夷思想が吹き荒れ、異人斬りといった蛮行まで起こる始末。時の大老井伊直弼は安政の大獄で尊王攘夷思想を持つ吉田松陰、橋本左内、梅田雲浜、頼三樹三郎等を死罪とした。そして将軍の相続人として徳川慶福を押し、家定の後継として将軍にし慶福は14代将軍徳川家茂となった。天皇の勅許をまたずに勝手に条約を結んだ井伊直弼は、その後水戸藩脱藩志士に暗殺される。その後公武合体を目指し、和宮を降嫁させるも家茂は死亡、15代将軍に一橋慶喜が抜擢される。生麦事件からの薩英戦争、四国艦隊下関砲撃事件により薩摩と長州は倒幕に傾き、坂本龍馬が薩長同盟を結ぶ。龍馬は近江屋で暗殺され、その後大政奉還となる。 詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou33501.html

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2022/10/08

中公文庫  小西四郎  日本の歴史 19 「開国と攘夷」 黒船来航から 王政復古クーデターまでの幕末政治史。15年の短期間に倒幕と開国が起き、日本の姿が大きく変わっていることがわかる。日本が近代化により世界資本主義システムに組み込まれている 倒幕と開国に至る国内再編の...

中公文庫  小西四郎  日本の歴史 19 「開国と攘夷」 黒船来航から 王政復古クーデターまでの幕末政治史。15年の短期間に倒幕と開国が起き、日本の姿が大きく変わっていることがわかる。日本が近代化により世界資本主義システムに組み込まれている 倒幕と開国に至る国内再編の流れは、列強の外圧により、志士たちの尊王攘夷が生まれ、倒幕に至るが、外国との戦争により 尊王攘夷も崩壊し、開国したというものであるが 著者が繰り返し伝えているのは、民衆エネルギーの重要性。倒幕と開国の実行者を支えた民衆エネルギーにもスポットをあてている 結びの章は見事だと思う。結びの言葉「歴史は国民のすべてによってつくられる」に納得する一冊だった

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