商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2006/03/08 |
JAN | 9784480803955 |
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商品レビュー
3.9
63件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
フジモトマサルさんと吉田篤弘さんのバトンリレーで書かれた短編集。おもしろかった✨ なんの疑いもなく文章が先だと思っていたら、まさかのイラストに合わせて、挿絵ならぬ「挿文」とのこと。先に知ってたらより楽しめたかも☺︎ あとがきのあとがきもよかった! 読者への回復 “そのときの本たちの、なんと寡黙で優しげなことか。置き去りにされていたことを恨むことなく、静かにこちらの記憶をほぐしながら、忘れていたことをひとつひとつ示してくれる。” “しだいに、みずみずしいものが身体中にめぐらされて息を吹き返す。” 眠くない こんな人好きだなぁ。 影の休日 これがいちばん好きかも。 ひとり 星新一みたいな世界観。 背中合わせ これもよかった! ”しかしあるとき、俺たちは「なるほど」とつぶやき始めた。「そういうことか」と頷き、「それは違うな」と本を閉じることもあった。” とにかく これも好き!好きばっかりになってるけど。 “どうして人は、そんなにも「我を忘れたい」のか?(中略)どうやらこの問いは「人はなぜ恋をするのか」と同義であると酔いの中で思いついた。” “とにかく理屈ではない。とにかく好きなものは好き。とにかく気になって、とにかく熱中して、とにかく夢中になって、とにかく虜になってしまった。ーーというのが恋である。「とにかく」である。 そして、人は「とにかく」を何より信じている。理屈を超えて信じることが、つまり「我を忘れる」であり、「我」とはすなわち「理屈」のことに他ならない。とかく理屈ばかりを掲げてそれに縛られていると、縛りをほどいて「我」の核心にある「本能」に立ち返りたくなるーーそう思いませんか?" この「とにかく」を読んで、対象が人であるか、ことであるか、ものであるかにかかわらず、夢中になれるものがあるのは幸せだったなぁと沁みた。 日曜日の終わりに "読むほどに、夏休みの終わりの憂愁が濃くなってくる。それでいて、何かをひとつ終えたような、それゆえに小さく一歩、前へ踏み出したような、一週間の区切りをつける小さな再生を覚える。 日曜日の夜の台所では、憂愁と再生とがページをめくるたびに入れ替わってゆく。" 恋と発見 ものを書く人はすごいなぁと常々思っていたけど、この本のあちこちにそのすごさが見え隠れしてる感じ。 "思えば、書くのも同じこと。 下心あろうが、なんだろうが、結局のところ人は何かに恋をして本を書く。そして、うまくゆけば、その恋が連鎖したり伝染したりして、本は形を成す。 発見はきっと人と人をつなぐ。恋がそうであるように。"
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吉田さんの本は結構好きでいくつか読んでる。これは結構ほんわかしてるというか、小説というより絵本という感じ。2ページとかで完結するような、掌編小説というのはこういう本のことかな…? 物語感が薄かったので、個人的にはあんまりハマらなかった。文字追うのがしんどい時とかに読んだらまた違う...
吉田さんの本は結構好きでいくつか読んでる。これは結構ほんわかしてるというか、小説というより絵本という感じ。2ページとかで完結するような、掌編小説というのはこういう本のことかな…? 物語感が薄かったので、個人的にはあんまりハマらなかった。文字追うのがしんどい時とかに読んだらまた違うかも。
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最初はなかなか読み進まなかったが、途中からだんだん面白くなってきた。ふふっと思いながら読んだり不思議な気持ちになったり。
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