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十面埋伏(上)
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十面埋伏(上)

張平(著者), 荒岡啓子(訳者)

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十面埋伏(上)

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新風舎
発売年月日 2005/11/15
JAN 9784797483055

十面埋伏(上)

¥1,980

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2022/08/04

中国、近代~現代作品は嫌いじゃないが、題材が似通っており、余りに食指が伸びなかった。 かと言って水滸伝、聊斎志異、三国志が後世の人がいじくりこね回して、実際の古典が霞んでしまった感が有って・・北方さんモノは特に、食傷が酷く、しまいに辟易していた。 凶犯で知った筆者、紹介にあった...

中国、近代~現代作品は嫌いじゃないが、題材が似通っており、余りに食指が伸びなかった。 かと言って水滸伝、聊斎志異、三国志が後世の人がいじくりこね回して、実際の古典が霞んでしまった感が有って・・北方さんモノは特に、食傷が酷く、しまいに辟易していた。 凶犯で知った筆者、紹介にあった通り、あちらよりごった煮の内容がえぐい。 何が有っても驚かない「中国の実態」人口、国土の広さ、政権の変転の江草、いずれをとっても現実に目を向ける気すらなかった。 上下800頁、城が終わったところで嵐の前の静かじゃないよどみと言った終わり方・・下巻で何かが起きる感じが。 登場人物の覚えにくさは最初から頭に入れる気がないから、使命の一つの感じで呟いて覚えるだけ「何さん」「史さん」とかね。 それより参るのは昨日の仲間が今日のチクリや、足引っ張りや、どれがどう結びついて行くのかうっすら分かってきた程度。 国炎が炎上の原因だけが確か。

Posted by ブクログ

2015/11/09

中国小説というと超古典か魯迅、金庸くらいしか読んだことがなかったため、現代小説を読むのはこれが初めてな気がする。帯の惹句にあるように、中国国内の文学賞を総舐めにした有名作らしく、僕は米原万里の推薦本に含まれていたので、読んでみた。 上下巻あわせて800ページほどの長編小説で、上...

中国小説というと超古典か魯迅、金庸くらいしか読んだことがなかったため、現代小説を読むのはこれが初めてな気がする。帯の惹句にあるように、中国国内の文学賞を総舐めにした有名作らしく、僕は米原万里の推薦本に含まれていたので、読んでみた。 上下巻あわせて800ページほどの長編小説で、上巻はゆるやかで退屈な展開。しかし、後半はわずか24時間にも満たない出来事を一気呵成に書き上げており、ほとんど一気読みだった。舞台となる古城刑務所の役人はもちろん、公安(警察のこと)、中央政界、地方自治体、実業界まで「黒社会」に汚染され、腐敗した現代中国社会の姿をノンフィクションかと思うようなリアリティで描いているところが人気の秘密か。特に汚職公務員の一斉検挙を目指す一晩の緊迫感は素晴しい。ただし、犯罪の証拠のほとんどが王国炎の自白に拠るところや、荒唐無稽な犯罪履歴、サスペンスの陳腐さなど、物語としての完成度は必ずしも高くなく、鼻白むことも一度ならず。

Posted by ブクログ

2011/02/07

残念ながら途中で挫折してしまった…。中国人の名前と肩書きやら機関の名前やら次々にでてきてわけがわからなくなった上に話がどんどんおっきくなっていってギブアップ。 私国家を揺るがすようなでっかい題材よりちまちましたお話の方が好きみたい。 米原万里さんが紹介していた本なんだけど、米原さ...

残念ながら途中で挫折してしまった…。中国人の名前と肩書きやら機関の名前やら次々にでてきてわけがわからなくなった上に話がどんどんおっきくなっていってギブアップ。 私国家を揺るがすようなでっかい題材よりちまちましたお話の方が好きみたい。 米原万里さんが紹介していた本なんだけど、米原さんが書いたものが好きでも、米原さんが読んでおもしろかった物がイコール自分もおもしろいと感じるとは限らないということがわかった。

Posted by ブクログ

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