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アルコール 10代のフィジカルヘルス4
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アルコール 10代のフィジカルヘルス4

水澤都加佐(著者)

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アルコール 10代のフィジカルヘルス4

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大月書店/
発売年月日 2005/11/22
JAN 9784272405343

アルコール

¥1,980

商品レビュー

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2022/05/13

お酒ってなに?なぜ飲むの?から始まり、飲酒の危険性や飲酒年齢の低年齢化とその危険性(大人が子どもに飲ませることで飲酒が習慣化し依存症になる事例もある)、イッキ飲み問題、イネイブラー(飲酒を可能にするひと)について、アルコール依存症とその向き合い方について、当事者の語りや実際の事例...

お酒ってなに?なぜ飲むの?から始まり、飲酒の危険性や飲酒年齢の低年齢化とその危険性(大人が子どもに飲ませることで飲酒が習慣化し依存症になる事例もある)、イッキ飲み問題、イネイブラー(飲酒を可能にするひと)について、アルコール依存症とその向き合い方について、当事者の語りや実際の事例とともにわかりやすく書かれている。 他にも各国の飲酒事情や、アメリカの"Just Say No"運動とその運動で歌われた歌詞など興味を惹く話題から、飲酒を必要としない日常的なセルフケアの方法についてもかかれており、アルコール依存以外の依存症にも、いや、生きていくこと自体にためになることがたくさん書かれている。 アルコール問題にとどまらず、自分を守ることについて学べる良書だ。 10代のフィジカルヘルスシリーズとされているように、この本は絵本のようなサイズと厚さで、小学校高学年から中高生を対象に考えて書かれたものだが、著者も語っているように、親や教職員など大人の立場の人たちが読んでみるのもありだと思う。 ぜひティーンエイジャーに読んでほしいと思え、内容自体は非常に興味深くためになったのだが、ただ、20年近く前に出版されたもののせいか本文レイアウトや書体などが少し古く、かわいらしい表紙の印象からすると文字数もそこそこあるように感じられ、活字離れが進む現代の子たちにはなかなか読み切ることが難しいんじゃないかなと感じた。 ので、学校で教材として抜粋して現代風にデザインを整えて使ったり、大人と一緒に少しずつ読み進めたりするのがとっつきやすいかなと思った。 アルコール依存症のケアについての章では、アルコール依存の人が家族(特に子どもから見た親)にいる人は、依存症の人に心を割きがちで自分のつらい悲しいなどの感情をしまいこんでしまうとしている。 そんな子どもたちについて、「君たちは自分のことをいちばんに考えていいんだよ」と著者はメッセージを伝えており、悩んでいる当事者にほんとうにこの本を読んでほしいと思った。 第7章の「自分を大切にして子どもから大人へ」に書かれている、たいへんな状況を生き延びてきた自分…「こどもの頃の自分」という原点を大切にすること、そしてその子を守ろうとすることが自分を守ることなのだ、というメッセージはとても響いた。 自分を大切にできない子どもたちや大人たちは、きっとこの本の出版当時よりも増えていっていることだろう。今の世の中に必要なメッセージだと強く思う。 なぜ子どもも飲みたくなるのだろう、という項は特に興味深かった。20年前当時の統計で男女ともに飲酒経験は中学生で5割、高校生で6.5割〜7割で、現在ではどれほどになっているのだろう。増えているのだろうか、減っているのだろうか…読みながら、自分が中学生の頃同級生の友だちがビールがうまいとよく言っていて、実際よく家で飲んでいるのだと話していたのを思い出した。その子は当時どんな思いでお酒を飲んでいたのだろうと考えてしまう。

Posted by ブクログ

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