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千里眼事件 科学とオカルトの明治日本 平凡社新書
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千里眼事件 科学とオカルトの明治日本 平凡社新書

長山靖生(著者)

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千里眼事件 科学とオカルトの明治日本 平凡社新書

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社/
発売年月日 2005/11/10
JAN 9784582852998

千里眼事件

¥792

商品レビュー

3

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

「貞子」の母親である…

「貞子」の母親である山室静子の事件についても書かれています。斬新な研究書でした。

文庫OFF

2025/06/30

社会史と当時の科学観からみた千里眼騒動の顛末。千里眼の成否を問う内容ではない。当時の記事などを数多く引用されているので、やや読み辛い点もあるが、何があったのかと、そうなった社会背景を追う。 他の著作も面白そう。

Posted by ブクログ

2015/05/19

 明治時代に起きた、超科学と科学の相克の物語ということができるのではないでしょうか。透視、遠隔視(千里眼)、未来予知、という既存の科学ではとらえきれない現象を可能にする人間(御船千鶴子、長尾郁子ら)が現れた結果、福来友吉(ふくらいともよし)をはじめとする学者は、それを科学的に検証...

 明治時代に起きた、超科学と科学の相克の物語ということができるのではないでしょうか。透視、遠隔視(千里眼)、未来予知、という既存の科学ではとらえきれない現象を可能にする人間(御船千鶴子、長尾郁子ら)が現れた結果、福来友吉(ふくらいともよし)をはじめとする学者は、それを科学的に検証しようとしました。しかし彼らは、当初から「千里眼」の存在を自明視してしまっていたのです。  判断をしかねるような事実に翻弄される超能力者や学者や一般人、そしてそれを「新発見」として煽り立てるメディアの様子を描き出します。  著者は千里眼の事実について判断することが目的ではないとたびたび述べていますが、その検証方法は明らかに問題のあるものでした。それは、千里眼を信じる人びと(学者、千里眼の持ち主、またその親族など)のみによってなされたもので、疑義が浮上する可能性を排除したものだったからです。  著者は事実判断を回避しつつも、その検証が「成功」とされることの奇妙さを明らかにし、さらに福来がのちに至った神秘主義的な傾向を「夢想」と断じています。世論、メディア、学者、彼らが「見出したいもの」があったとなれば、事実いかんの検証を待たずして「発見」として広まり、その反対に事実であっても広まらないこともある。明治時代は、まさにこうした世論の混迷に学者自身も巻き込まれてゆき、そして科学の検証、そして信頼が大きく揺らいだ時代だったのではないかと思います。  これを未発達な時代の出来事として切り捨てることは簡単ですが、しかし千里眼事件が問いかけている問題はこんにちにもつうじるものがあります。興味深い本でした。

Posted by ブクログ