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かなしき女王 ケルト幻想作品集 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2005/11/10 |
JAN | 9784480421265 |
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かなしき女王
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かなしき女王
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商品レビュー
4.2
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ケルト独特の哀愁に満…
ケルト独特の哀愁に満ちたストーリーが、訳文によって一段と輝きを増している。
文庫OFF
【収録内容】 『海豹』 『女王スカァアの笑い』 『最後の晩餐』 『髪あかきダフウト』 『魚と蠅の祝日』 『漁師』 『精』 『約束』 『琴』 『浅瀬に洗う女』 『剣のうた』 『かなしき女王』 戯曲『ウスナの家』 解題『アイルランド文学翻訳家 松村みね子』 井村君江 松村みね子翻訳年...
【収録内容】 『海豹』 『女王スカァアの笑い』 『最後の晩餐』 『髪あかきダフウト』 『魚と蠅の祝日』 『漁師』 『精』 『約束』 『琴』 『浅瀬に洗う女』 『剣のうた』 『かなしき女王』 戯曲『ウスナの家』 解題『アイルランド文学翻訳家 松村みね子』 井村君江 松村みね子翻訳年譜一覧 井村君江・編 解説『ケルトの幽冥』 荻原規子 現代ファンタジーのようなエンタメ性は無いので、人によっては面白くないと思いますが、スコティッシュ・ケルトの宗教観が伝わってきます。Amazon.co.jpで『キリスト教とケルト伝説の素敵なマリアージュ』というレビューで、「一言で言うとキリスト教とケルト伝説の美しい融合だろう。前者に傾倒していることを思わせるようであり、後者の方もしっかり堪能できる。それも全く無理がない。」と書かれていましたが、同感です。破滅的な話が多いと感じました。 松村みね子氏の訳は、古風で読み辛いですが、現代的な訳では良さは伝わらないでしょうね。文章表現はとてつもなく美しい。フィオナ・マクラウド氏の残酷だが妖艶なスコティッシュ・ケルトと、松村みね子氏の大正の幽玄な日本語訳が渾然一体となった世界に連れて行かれそうです。 井村君江氏の解題は、フィオナ・マクラウド氏の事だけじゃなくて、松村みね子氏の事も知りたかったので、松村氏に関する事柄が沢山書かれていてとても勉強になりましたし、明治~昭和初期の文壇の息吹が感じられる名解説でした。 荻原規子氏の解説も秀逸。
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ウェブ媒体にて読了。基督教の気配に満ちていながら、掘り下げられるのとはまた違う、自然の中の大きなものーーずっと信仰されてきた古来の神々ーーが、損なわれずに共生しているのがケルトらしく好ましい。基督教を受け入れながら、従来の、古来の神々を悪とはしない。松村みね子の訳も、その大いなる...
ウェブ媒体にて読了。基督教の気配に満ちていながら、掘り下げられるのとはまた違う、自然の中の大きなものーーずっと信仰されてきた古来の神々ーーが、損なわれずに共生しているのがケルトらしく好ましい。基督教を受け入れながら、従来の、古来の神々を悪とはしない。松村みね子の訳も、その大いなるおそろしさを少しも損なっていないと思う。
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