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犬はどこだ ミステリ・フロンティア
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2005/07/25 |
| JAN | 9784488017187 |
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犬はどこだ
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商品レビュー
3.9
104件のお客様レビュー
本書は111108さんのレビューをきっかけに読むことができました。ありがとうございます。 米澤穂信さんの作品は、時に人間の内にある闇の部分を容赦なく描き切る印象があって、本書の場合、それは単に物語に意外性を与えるためだけの一発ネタ的なものではなく、そこに至るまでの過程も丁...
本書は111108さんのレビューをきっかけに読むことができました。ありがとうございます。 米澤穂信さんの作品は、時に人間の内にある闇の部分を容赦なく描き切る印象があって、本書の場合、それは単に物語に意外性を与えるためだけの一発ネタ的なものではなく、そこに至るまでの過程も丁寧に描写することによって、充分に起こり得ることなのであろうと至極納得させられるものがあり、それはそのまま、米澤さんの物語に対する真摯な思いの裏返しでもあるのだろうと思う。 犬捜し専門の探偵業を始めた「紺屋長一郎(25歳)」と、彼の高校時代の後輩「ハンペー」こと「半田平吉(24歳)」は、舞い込んできた二つの依頼を別々に担当することとなり、それが紺屋とハンペーそれぞれの視点で、ほぼ交互に展開させる物語の構成と上手い具合に噛み合っている。 東京でいろいろあったことから地元に戻らざるを得なかった紺屋にとって、今回心機一転の思いがあった探偵業ということで、毎度のことながら米澤さんは、探偵となったその動機付けをしっかりと設定しているのが特徴的でありながら、それは登場人物それぞれの設定も細やかに設定していることの証でもあり、例えばハンペーの場合、探偵に憧れる動機や見た目も含めて、どこか軽薄な印象を抱いたのだが、その心の中は実に繊細であることを読んでいく内に次第と感じられていき、そうした描き方には物語の中の依頼を通して成長する、彼ら二人の人間ドラマの部分も大事にしていることを実感できた、それは紺屋の『私が意識しているのは、いま、自分は運命論から逃れているということ』や、ハンペーの『知識が認識を変えるという体験』にもよく表れていたのだ。 ミステリ自体の面白さとしては、犬捜しならぬ失踪人捜しと、村の古文書の由来を調べることの二つの依頼からも分かるように、『民衆史+ミステリ』の新鮮さが本書の表向きの特徴ではあるものの、上記の二人の成長物語も含めて、それらを軽く凌駕してしまうのが最初に書いた意外性がありながらも巧みな伏線に納得できる結末であり、その意外性にはやや緩めのオフビートな文体にまんまと騙された感もあるにはあるのだが、そもそも米澤さんのプロット自体の完成度の高さを、潔く称賛しなければならないなとも感じたのは、その人間の闇の部分が引き出されたのはやむを得ないことなのではと思ってしまうことや、人間から人間へと闇が連鎖すること等、考えさせられる要素が多いのも米澤さんの作品ならではの素晴らしさだと感じたからである。
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犬探し調査事務所なのに依頼は人探しと古文書解読。対象者がストーカーから逃亡中で厄介な案件。無関係な依頼が奇妙にリンク。ストーカーと対峙する桐子が心配で没入。予想の斜め上の展開が怖くて面白い。
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開設したばかりの調査事務所に舞い込んだのは「人探し」と「古文書の由来調査」。 「犬捜し」だけを請け負うつもりで開設した調査事務所なのに… 別々の2つの依頼が絶妙に絡み合っていく。 片田舎での話で、映像が浮かび上がっていくような感覚で読み進む。 そして、想定外のダークな結末へ… 最...
開設したばかりの調査事務所に舞い込んだのは「人探し」と「古文書の由来調査」。 「犬捜し」だけを請け負うつもりで開設した調査事務所なのに… 別々の2つの依頼が絶妙に絡み合っていく。 片田舎での話で、映像が浮かび上がっていくような感覚で読み進む。 そして、想定外のダークな結末へ… 最後まで読んでホラーか…と衝撃を受けた。 「犬捜しだったら、よかったのに」と主人公の紺谷。 ほんとだよ… ザワザワした気分でラストまで一気に読まされた。
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