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4.3
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行きつ戻りつ、半年がかりで読了。こんなに味わい深いエセーだったとは。ワタクシ的には、モンテーニュの『随想録』を超えている。それに、兼好法師や彼の生きた時代がこれほどリアルに感じられたことはなかった。 しっかり兼好法師になりきっている橋本治も驚きだが、このもとは『週刊プレイボーイ』...
行きつ戻りつ、半年がかりで読了。こんなに味わい深いエセーだったとは。ワタクシ的には、モンテーニュの『随想録』を超えている。それに、兼好法師や彼の生きた時代がこれほどリアルに感じられたことはなかった。 しっかり兼好法師になりきっている橋本治も驚きだが、このもとは『週刊プレイボーイ』の連載だったというのも驚きだ。当時の若者は、兼好法師のおことばをどんな顔して読んでたんか? 当時はバブルの絶頂期。兼好法師っちゃー、酸いも甘いも嚙み分けた、おもろいおっちゃん……てか。 「あとがき」は必読。兼好法師という人間、このエセーの成り立ち、彼の生きた時代の移ろいがはっきり見えてくる。
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橋本治さんが兼好になり代わって語る「徒然草」後編です。「ワシの時代」の都の有様、切なくなります。確かなのは「不定」ということだけ、だなんて。現代だって、どれほどマシだと言えるでしょうか?
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古文は古文…と(浅学非才なアタクシには)区別がつかないが、『枕草子』の完璧な平安時代語と兼好法師の操る文章は違うそうで、こういう体裁になったそう。 さりげなく奥付にある著者たちの篆刻がステキ。橋本治のは桃の形をしてます(笑)
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