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ロスト・ファミリー ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2005/12/15 |
JAN | 9784151716591 |
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ロスト・ファミリー
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ロスト・ファミリー
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
子供を連れて姿を消した妻を探して欲しいという依頼を受けたテス。 その行方を追ううちに隠されていた事実が次々と明るみに出て行く。 というお話なので、割と最後まで核心は隠したままで話が進む。 読み手は失踪した妻側の行動も分かるけれど、だからと言ってテスに先駆けてて真相が分かる訳では...
子供を連れて姿を消した妻を探して欲しいという依頼を受けたテス。 その行方を追ううちに隠されていた事実が次々と明るみに出て行く。 というお話なので、割と最後まで核心は隠したままで話が進む。 読み手は失踪した妻側の行動も分かるけれど、だからと言ってテスに先駆けてて真相が分かる訳ではない。この辺の技量はうまいなぁと素直に思う。 とくに最初、横暴な旦那に嫌気が差した貞淑な妻が自由を求めて逃げ出したと思わせて、その虚構を次々と暴いていく(暴かざるを得ない)さまは、テスの苦悩と相まってこちらをひきつける。 また妻側の行動の主な語り手になる長男が健気でいじらしい。つい読みながらこの子を応援してしまう。 さらに本作ではテスがメーリングリストを使って捜査をする様子が描かれていて面白い。今までPCやネットが捜査に使われる作品はいくつか読んだけれど、その向こうにいる人間にまで手を伸ばしたのは初見かもしれない。 自分が行くことのできない場所でメーリングリスト参加者の力を借りて捜査を進める。一種の互助会みたいなものだけど、このシステムがこの先どんな風に使われていくのか興味津々だ。 最後は一見どんでん返し、実はまっとうな結末が待っている。 前作が重かった分、本作は比較的気軽に読めた。
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読み始めは退屈だった。が、いつもの間にひき込まれていった。アメリカに住むユダヤ人達の世界も垣間見ることができる探偵小説。
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テス・モナハンのシリーズ8作目。 大学でボート部にいた大柄なスポーツウーマンで、さっぱりしているけどそれほど強くない等身大な女性探偵。 最初の方ではキャラクターがつかめなかったんですが、感情表現が少なかったのと、だんだんと成長することを予定して、30前で迷いの多い時期のまだ未熟な...
テス・モナハンのシリーズ8作目。 大学でボート部にいた大柄なスポーツウーマンで、さっぱりしているけどそれほど強くない等身大な女性探偵。 最初の方ではキャラクターがつかめなかったんですが、感情表現が少なかったのと、だんだんと成長することを予定して、30前で迷いの多い時期のまだ未熟な人格にしてあったせいみたい。 この作品の前にノンシリーズを一冊書いているせいか、まとまりがよくなっているように思います。 ユダヤ人の富裕な毛皮商ルービンの美しい妻ナタリーが幼い子供達と共に突然失踪。何の問題もなかったはずだと主張する夫は悪い人間ではないのだが、妻に対しては独善的で何も見えていなかった… 聞き込みを始めると次々に意外な事実が明らかになっていきます。 わけもわからず連れ回されている3人の子供のうち長男のアイザックの視点でスタートし、何度も助けを求めようとするのもはらはらさせられます。 ネットで女性私立探偵の協力体制を築こうとしているのが新鮮で、原題BY A SPIDER'S THREADはこちらとかけているのかな。 テスの伯母キティが結婚式を挙げますが、恋人クロウの姿がなく、肝心のテスは…? ここは読んでのお楽しみ〜。
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