商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
発売年月日 | 2005/06/25 |
JAN | 9784022598776 |
- 書籍
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雑兵たちの戦場 新版
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雑兵たちの戦場 新版
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
中世の西欧の戦争は 領土を広げるのが目的で 日本の戦争は食うために行われていると 戦国時代に日本に来ていたポルトガル生まれの宣教師が 書きとめていたそうだ。 そうなんですか?と 思いつつ読み進めると なんと 戦国時代は 秋は収穫があるが 備蓄が薄くなってくる 春先から...
中世の西欧の戦争は 領土を広げるのが目的で 日本の戦争は食うために行われていると 戦国時代に日本に来ていたポルトガル生まれの宣教師が 書きとめていたそうだ。 そうなんですか?と 思いつつ読み進めると なんと 戦国時代は 秋は収穫があるが 備蓄が薄くなってくる 春先から 死亡率が下がっていたらしい。 戦国時代は本当に毎日が大変だったようです。 そして、その飢えの対処として 戦なのです。 戦によって 勝った方は その土地で略奪をしたそうです。 金品は勿論 人も。 人は奴隷として 使われたり、諸外国に売り飛ばされていたそうです。 貧農では 春先の食べ物が少ない時期に 食い扶持を減らす為にも 出稼ぎ=戦に行く 事が当たり前のようだったそうです。 しかし、秀吉が天下統一をして、戦のない日本を作ってしまったので、収入=略奪をする事ができなくなって 困った人達の為に?!朝鮮戦争を始めたそうです。 しかし、この戦争も終わってしまうと また 傭兵たちが あぶれてしまいました。 すると 次の時代には 各地で鉱山 が発見されて ゴールドラッシュです。 とはいえ、そうなると 農民が農地を放棄して いくと 年貢が減るとう事でさまざまな規制も設けたそうです。この時代の 禁令などを読み解いていくと 政府が色々頭を悩ましているのが わかります。 で、最後には公共事業=城建設です。 こうして 政府は力の有り余った 傭兵たちの エネルギーを 押さえ込むために色々工夫したそうです。 とはいえ、町に人が集中して 争い事や すり 強奪なども多発していたので 五人組とか 農民をその地から 離れられないような 規制を引いたりしたそうです。 歴史の苦手な私ですが どうにか 読み終えました。 なんか 読み終えて 今と根本的に変わっていないような 気がしました。
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戦国時代、武将のもとで「戦った」兵士( 雑兵)について、なぜ戦うのか、戦いの場がなくなったら何をもって生業を立てるのか、考えたこともなかったことが浮き彫りになった。
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日本中世、特に戦国時代の戦場のリアルを生き生きと描き出した話題作です。最近読んでいた中世史の概説によく引用されているので読んでみました。食うため、生きるために戦場へと向かい、掠奪や人取りを繰り返した雑兵たち。彼らは豊臣・徳川の平和によって国内の戦場が閉鎖されたことにより、水夫や傭...
日本中世、特に戦国時代の戦場のリアルを生き生きと描き出した話題作です。最近読んでいた中世史の概説によく引用されているので読んでみました。食うため、生きるために戦場へと向かい、掠奪や人取りを繰り返した雑兵たち。彼らは豊臣・徳川の平和によって国内の戦場が閉鎖されたことにより、水夫や傭兵として海外(朝鮮をはじめとしたアジア)へ、また日用として都市(築城・修築ラッシュ)に流れていきます。アジアからの視点もふまえて戦国時代をたくましく(やっていることは酷いのですが)生きる人々の姿が印象的でした。
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