商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2005/12/20 |
JAN | 9784004309864 |
- 書籍
- 新書
沖縄現代史
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沖縄現代史
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商品レビュー
3.9
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【沖縄の歴史を学ばずして、基地問題は語れない】 本書は沖縄現代史の第一人者による2005年当時の沖縄現代史通史である。 第1章で、沖縄戦から1972年の沖縄返還にいたる米軍支配時代を記した前著『沖縄戦後史(1976)』が要約され、第2章以降では、沖縄返還以後の沖縄の歴史的歩みが整...
【沖縄の歴史を学ばずして、基地問題は語れない】 本書は沖縄現代史の第一人者による2005年当時の沖縄現代史通史である。 第1章で、沖縄戦から1972年の沖縄返還にいたる米軍支配時代を記した前著『沖縄戦後史(1976)』が要約され、第2章以降では、沖縄返還以後の沖縄の歴史的歩みが整理されている。「沖縄の現代史を貫いているのは、構造的差別の上に成立する日米安保体制と沖縄民衆の闘い」である。反戦地主、自衛隊配備、米軍用地特措法、代理署名、振興計画、海洋博、米軍再編協議、辺野古新基地建設等々、沖縄の現代史は本土の戦後とは比較にならないほどに重たく、激しく、複雑である。 「日本はますます近隣アジア諸国から孤立し、これと対立を深めながら、超大国アメリカに寄り添い、沖縄を軍事的対立の最前線に置こうとしている。沖縄は、そして日本国民は、それを容認するのか、それとも拒否するのか、今そのことが問われている」。「あとがき」に記された、著者のこの問いかけは、16年の歳月を経てなお、我々がそれに直面することを促している。(吉村/本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会)
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戦後沖縄の政治と民衆闘争の歴史。第一章で沖縄戦から沖縄返還(本土復帰)までの27年間を概観し、第二章から第六章で沖縄返還から2005年までの33年間を、民衆運動に比重を置いて詳述する。 沖縄のメディア・言論空間を代表するような、オーソドックスな歴史叙述。沖縄の新聞や革新政治家が...
戦後沖縄の政治と民衆闘争の歴史。第一章で沖縄戦から沖縄返還(本土復帰)までの27年間を概観し、第二章から第六章で沖縄返還から2005年までの33年間を、民衆運動に比重を置いて詳述する。 沖縄のメディア・言論空間を代表するような、オーソドックスな歴史叙述。沖縄の新聞や革新政治家がどうしてああいう論調なのか、その理由が理解できる。 日本に利用され、あるいは無視され、重大な局面では理不尽な決断を強いられてきた沖縄。沖縄の日本に対する反発と妥協は、今に始まったことではなく、長い戦後史の中で繰り返されてきたことだった。ところで日本は、いつまで沖縄をこうした地位に貶めておくのか? 巻末に引用されたNHK の「沖縄住民意識調査」(1972〜2002)は、沖縄の世論の変化が視覚的に理解できて参考になる。
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戦後以降、現在に至るまでの沖縄基地問題について概説する書。 基地問題に関する本を読むのは初めてだったが、 本書で時折指摘されるとおり「本土の無理解」は 私にも言えることだと実感させられた。 沖縄の方々がかくも基地問題に対して日常的に苦しみ 戦っていたのかを知るべきだと感じた。 ...
戦後以降、現在に至るまでの沖縄基地問題について概説する書。 基地問題に関する本を読むのは初めてだったが、 本書で時折指摘されるとおり「本土の無理解」は 私にも言えることだと実感させられた。 沖縄の方々がかくも基地問題に対して日常的に苦しみ 戦っていたのかを知るべきだと感じた。 ただし事態がさまざまな思惑のもとに複雑化していることもあってか 本書自体は読みやすくはない。きちんとした理解のためには その他の本もあわせて読む必要があるように思う。
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