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沼地のある森を抜けて
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沼地のある森を抜けて

梨木香歩(著者)

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沼地のある森を抜けて

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2005/08/30
JAN 9784104299058

沼地のある森を抜けて

¥1,980

商品レビュー

3.8

116件のお客様レビュー

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2025/09/28

壮大な物語と言ってよいのだろう。 それは「ぬか床」から始まった。 叔母が亡くなって、久美は叔母の住んでいたマンションとぬか床を受け継いだ。 そのぬか床から出てきたのは少年だった。

Posted by ブクログ

2025/08/23

一回読んだだけではよく分からず 何回か読み直してみる。 しかし、なんて不思議な話なんだろうか。 主人公の久美は亡くなった叔母から ”家宝“を受け継ぐ。 無理矢理押し付けられた家宝とはぬか床。 その昔、駆け落ち同然に故郷の島を出た 祖父母が、ただ一つ持って出たもの、 それがぬか床...

一回読んだだけではよく分からず 何回か読み直してみる。 しかし、なんて不思議な話なんだろうか。 主人公の久美は亡くなった叔母から ”家宝“を受け継ぐ。 無理矢理押し付けられた家宝とはぬか床。 その昔、駆け落ち同然に故郷の島を出た 祖父母が、ただ一つ持って出たもの、 それがぬか床だった。 捨てることも許されず、ぬか床の世話を 始める久美。そのうちぬか床に卵のような ものが現れ、やがてその卵が割れて 男の子が孵る(?) なんとも奇抜なストーリー、主人公の久美が 卵から孵った男の子を淡々と観察していく様子が 可笑しい。 別れた彼氏フリオ(不離男)が男の子(光男)を 連れて出て行ったり、再びぬか床から現れた 目と鼻の無い、口の悪い三味線女カッサンドラに 振り回されたりしているうちに、ぬか床を 管理し続けなければならない一族の運命と、 両親や叔母の死の秘密などが明らかに。 久美は先祖がぬか床を持ち出したと言われる島を 突き止め、一族の運命と向き合うために、 同じ会社の研究員である風間とともに、 ぬか床を返しにその島に行くことを決意する。 島の沼の秘密、ぬか床の秘密、 通常の生殖活動をせず、沼地を母胎として 生まれてくる不思議な一族、鏡原の人々。 結局沼地は、久美がぬか床を持ち帰ったことにより終焉を迎えるが、悲しい終焉ではなく、 久美と風間さんによって形を変えて繋がっていく 『世界は最初、たった一つの細胞から始まった。 この細胞は夢を見ている。ずっと未来永劫、 自分が「在り続ける」夢だ。この細胞は、ずっと その夢を見続けている。さて、この細胞から、 あの、軟マンガン鉱の結晶のように、羊歯状にあらゆる生物の系統が拡がった。その全ての種が、 この母細胞の夢を、かなえようとしている。 この世で起きる全ての争いや殺し合いですら、 結局、この細胞を少しでも長く在り続けさせるために協力している結果、起きること。単なる弱肉強食ということではなく。全ての種が、競い合っているような表面の裏で、実は誰かが生き残るように協力している。たとえばその誰かが、酵母、とかで あっても。生物が目指しているものは進化では なく、ただただ、その細胞の遺伝子を生きながら えさせること』 ぬか床から始まる壮大なストーリー いつのまにか、ぬか床、細胞、生命、無性・ 有性生殖などをめぐる、命とは何かについて考えさせられた‥ なんて、偉そうなことを書いているけれど、 とにかく不思議な物語だった。

Posted by ブクログ

2025/02/08

「沼地のある森を抜けて」(梨木香歩)を読んだ。 こんなに面白い作品を知らずに見逃すところだったよ。あぶないあぶない。 始まりは『ぬか床』。 が、しかし、それは壮大な物語の始まりだった。 とか書くと尻込みする人もいるかもしれないけれど、とにかく読んでいて楽しいのだ。 特に主人公...

「沼地のある森を抜けて」(梨木香歩)を読んだ。 こんなに面白い作品を知らずに見逃すところだったよ。あぶないあぶない。 始まりは『ぬか床』。 が、しかし、それは壮大な物語の始まりだった。 とか書くと尻込みする人もいるかもしれないけれど、とにかく読んでいて楽しいのだ。 特に主人公の『久美ちゃん』が最高に楽しい。 「椿宿の辺りに」の海子(海幸彦)に似ている。 たぶん闊達で実際的な生き抜く力かな。 またお気に入りの一冊ができた。

Posted by ブクログ