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暗い時代の人々 ちくま学芸文庫
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暗い時代の人々 ちくま学芸文庫

ハンナ・アーレント(著者), 阿部齊(訳者)

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暗い時代の人々 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2005/09/10
JAN 9784480089380

暗い時代の人々

¥1,540

商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2010/05/28

『全体主義の起源』で…

『全体主義の起源』で世界的に有名な女性の政治思想家ハンナ・アレントの作品です。本書は、表題にある「暗い時代」(世界大戦期)に生きた10人(レッシング、ヤスパース、ブロッホ、ベンヤミン等)をアレント独自の視点で考察されています。理論書ではないので、アレントの他の作品を読まなくても、...

『全体主義の起源』で世界的に有名な女性の政治思想家ハンナ・アレントの作品です。本書は、表題にある「暗い時代」(世界大戦期)に生きた10人(レッシング、ヤスパース、ブロッホ、ベンヤミン等)をアレント独自の視点で考察されています。理論書ではないので、アレントの他の作品を読まなくても、また思想的な知識がなくても読めます。

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2010/05/28

レッシング、ローザ・…

レッシング、ローザ・ルクセンブルク、ヤスパース、ヘルマン・ブロッホ、ベンヤミン、ブレヒト…自由が著しく損なわれた時代、荒廃する世界に抗い、自らの意志で行動し生きた10人を考察してます。彼らの人間性と知的格闘に対して深い共感と敬意を込め、政治・芸術・哲学への鋭い示唆を含み描かれる普...

レッシング、ローザ・ルクセンブルク、ヤスパース、ヘルマン・ブロッホ、ベンヤミン、ブレヒト…自由が著しく損なわれた時代、荒廃する世界に抗い、自らの意志で行動し生きた10人を考察してます。彼らの人間性と知的格闘に対して深い共感と敬意を込め、政治・芸術・哲学への鋭い示唆を含み描かれる普遍的人間論です。『全体主義の起源』、『人間の条件』、『革命について』といった理論的主著を側面から補うにとどまらず、20世紀の思想と経験に対する貴重な証言として読まれるべき好著です。

文庫OFF

2022/03/04

ハンナアレント 「暗い時代の人々」 評伝形式の人間論の本 アレント の公的領域に対する問題意識が随所に見られる。公的領域の喪失に暗い時代をとらえながら、評伝の中から人間性の発展を見出すあたり、アレントは凄いなと思う。 名言「時として時代は、最もわずかしかその影響を蒙らず、...

ハンナアレント 「暗い時代の人々」 評伝形式の人間論の本 アレント の公的領域に対する問題意識が随所に見られる。公的領域の喪失に暗い時代をとらえながら、評伝の中から人間性の発展を見出すあたり、アレントは凄いなと思う。 名言「時として時代は、最もわずかしかその影響を蒙らず、最もその時代から遠く、したがって最も苦しんだ人に、最も明瞭にその印を刻むものである」 アレントの公的領域に対する問題意識 *人間は公的領域において行動することにより初めて、言動が見られ、聞かれ、評価される *世界が〜人々の間に存在すること〜世界は人々を関係づけ、同時に分離させる *人間は私的領域だけでなく、公的領域においても幸福でなければ、完全に幸福とは言えない 命題 *歴史は 公的領域の光が奪われた暗い時代がいくたびも訪れたことを示している。そのとき世界は曖昧なものとなるので〜人々は政治に要求することを止めてしまう *暗い時代においてさえ、人は光明を期待する権利を持ち〜こうした光明は〜少数の人々から発する 公的領域の喪失から人間性の発展の流れ *人間にとって 公的領域における言動は重要 *著者が生きた時代は 公的領域が喪失し、人々の公的言動に光があたらない「暗い時代」 *暗い時代においては 公的領域を無視し、仲間との相互理解を重視するため 人間性が発展する *評伝を通して、友愛、コミュニケーション、自立的思考などを 発展した人間性としている 自立的思考 *自力で自律的に行われる思考 *個人が思想を選び出す〜個人が思考の中に自由に世界を動き回る様式を見出す

Posted by ブクログ

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