商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ソフトバンククリエイティブ |
発売年月日 | 2005/12/27 |
JAN | 9784797332582 |
- 書籍
- 文庫
大聖堂(下)
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大聖堂(下)
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商品レビュー
4.4
76件のお客様レビュー
おすすめ
12世紀イングランドの姿が生き生きと印象深く描かれる魅力。そしてそれ以上に、人の夢と願いが築き上げる「想い」の強さが胸を打つ。大聖堂建設を目指すトムと、彼の周囲の人たち。一気読みさせる魔力は十分!
fyu
中世の歴史をベースにフィクションを描いているのだが、話の中心となるのは大聖堂の建築である。 悪人はとことん悪く描かれ、何度蹴落とされても悪知恵を働かせる。 対してフィリップ修道院長をはじめとした善人達も、必ずしも清廉潔白というわけではなく、様々な欲望や感情を抱いている。 登場人物...
中世の歴史をベースにフィクションを描いているのだが、話の中心となるのは大聖堂の建築である。 悪人はとことん悪く描かれ、何度蹴落とされても悪知恵を働かせる。 対してフィリップ修道院長をはじめとした善人達も、必ずしも清廉潔白というわけではなく、様々な欲望や感情を抱いている。 登場人物たち全員がとても人間らしく生々しく描かれており、ストーリー展開は痛快で、時間を忘れ夢中になって読んだ。 面白いと思ったのは、人の善悪の基準や何が正しいのかということは時代で異なるのだということ。この時代の人はとにかく神を信じている。しかし人間は積み重ねて行った知恵によって何を信じるのかを判断できるようになるのだ。 中世の人々の考え方を知ると言う意味でもお勧めの一冊。
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- ネタバレ
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読書の醍醐味!違う時代の人々の人生にどっぷりと浸かることが出来た。中巻で幸せになってほしいと願ったアリエナは幸も不幸もあり波乱万丈。フィリップもジャックもジョナサンも登場人物皆それぞれに幸不幸があり、物語の奥行が素晴らしかった。老人になったとき、苦い悔悟の味を噛みしめ、これまでの人生がすべて虚しかったと知る(P615)哀しみを持たぬよう、結果はどうであれ今を精一杯生きようと思えた作品だった。ケン・フォレットは読破する。養老孟子のあとがきはいまいち。
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