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銀河ヒッチハイク・ガイド 河出文庫
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銀河ヒッチハイク・ガイド 河出文庫

ダグラス・アダムス(著者), 安原和見(訳者)

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銀河ヒッチハイク・ガイド 河出文庫

891

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2005/09/05
JAN 9784309462554

銀河ヒッチハイク・ガイド

¥891

商品レビュー

3.9

227件のお客様レビュー

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2024/04/11

宇宙を舞台にしたギャグ小説です。SFではありません。

普通のSFかと思ったら、最初からブラックジョークばかり。
何の意味も無く、アッサリと地球と人類が滅亡。
そして、何の意味も無い一行の旅がダラダラと続く。

とら

2010/05/28

地球滅亡後の最後の地…

地球滅亡後の最後の地球人の銀河彷徨い録ではあるけど、一貫して続くナンセンスなギャグストーリー。イマイチどこらへんが面白いのか・・・、文中の行間に乗れなかった。

文庫OFF

2025/01/21

【感想】 宇宙を舞台にしたSFで、こんなに軽くて笑えるものが作れるのか、と思わず感心してしまった。大胆な想像力と鋭いユーモア。そしてスペースオペラ特有のスケールの大きい展開と、それを十二分に活かしたコメディ。まったく新しいスタイルの冒険物語といえるだろう。 本書は、主人公のアー...

【感想】 宇宙を舞台にしたSFで、こんなに軽くて笑えるものが作れるのか、と思わず感心してしまった。大胆な想像力と鋭いユーモア。そしてスペースオペラ特有のスケールの大きい展開と、それを十二分に活かしたコメディ。まったく新しいスタイルの冒険物語といえるだろう。 本書は、主人公のアーサー・デントという普通の地球人が、友人であるフォード・プレフェクトと共に銀河ヒッチハイクの旅に出るという物語だ。冒頭で地球は、「銀河バイパスの建設に邪魔だから」という理由で破壊されてしまう。地球の消滅を前に絶体絶命となるアーサーだったが、実は友人のフォードは地球にヒッチハイクで訪れていた宇宙人だった。フォードの手助けによって宇宙船を(勝手に)ヒッチハイクし難を逃れた彼らは、その後銀河のあちこちを彷徨うように冒険していく。 読んでいてうまいなぁと思ったのは、SFにありがちな荒唐無稽な設定と無茶苦茶な場面転換の数々を、思いっきり笑いに寄せることで、SFとコメディの2つのジャンルを見事に融合させていることである。 もし宇宙のどこかに人間以外の生物が存在するとしたら、おそらくその見た目は気持ち悪く、その文化は人間にとって意味不明なものだろう。当たり前だが、人間にとっての常識は地球の中の常識でしかなく、日常生活で当たり前と思っていることも、銀河系の奇妙な宇宙生物や宇宙の法則の前では全て秩序を持たない。そうした「宇宙の不可解さ」を過剰に演出してしまえば、読者にとっては想像のできないチンプンカンプンな作品となってしまう。しかし、筆者はそれらを風刺的かつユーモラスな方法で描写することで、「奇抜なコメディ」へと昇華することに見事に成功している。 自分のお気に入りは、冒頭で、自宅を取り壊されそうとしているアーサーへの市役所職員からの警告と、地球を取り壊されそうとしている地球人へのヴォゴン人からの警告が見事に重なるところだ。「確かにお役所仕事だけど、話を聞こうとしないアーサーも悪いよ」という気持ちで読んでいたものが、「そんなお役所仕事で地球を壊すんじゃないよ!きちんと話せよ!」というツッコミに変わってしまった。まんまと筆者の思惑に乗ってしまって悔しい。 想像力を刺激し、笑いと思考を同時に与える魅力的な作品。普段難しい作品に触れているSFファンにこそおすすめの一冊だ。

Posted by ブクログ