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「脳」整理法 ちくま新書
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「脳」整理法 ちくま新書

茂木健一郎(著者)

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「脳」整理法 ちくま新書

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2005/09/07
JAN 9784480062628

「脳」整理法

¥770

商品レビュー

3.4

46件のお客様レビュー

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2022/05/18

「脳」整理法、というタイトルを見て、その意味すあるところは知識をどう整理して記憶するか、について書かれた本? と思い、実をいうとときめいた。だって、脳の研究者が書いた本なら、すごいことが書いてありそう。でも、こちらのハウツー本的興味は、軽く裏切られて、科学的普遍的知識をさす「世界...

「脳」整理法、というタイトルを見て、その意味すあるところは知識をどう整理して記憶するか、について書かれた本? と思い、実をいうとときめいた。だって、脳の研究者が書いた本なら、すごいことが書いてありそう。でも、こちらのハウツー本的興味は、軽く裏切られて、科学的普遍的知識をさす「世界知」と、人が生活していく上で日常的な偶有性を帯びた出来事にいかに対応していくかという「生活知」がどのような関係にあってその人らしさをかたちつくるのか、というテーマのもとに、どうその人らしい脳ができあがるのだろうか、と、話題はうつっていきます。意識的な整理法とは違って、自然に脳のなかでできあがる対応能力を脳の能力と考える。無意識のうちに脳は、その整理をしていく。筆者は、そこで、世界知につらなるITのような世界の切り取りかたに、日本人の割りきりかたにつらなるある種のそぐわなさを思う。難しい専門用語はあまりでてきません。ただ、この本では、自然にしばられて必然的にこうなった、のではなく、もう少し変化に富んで、変えられるものと捉えられている。これからも。2005年9月10日第一刷。

Posted by ブクログ

2020/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少し高尚な自己啓発書。 『あわい』を生きる。 物理的な世界と人間生活における世界。 人間の一人称的な生き方。 他者が全く予測不能ではなく、偶有的存在であるからこそ、互いに惹かれ合うという主張。 感情的な存在。 日常生活での思わぬ出会い。セレンディピティ。 世界知と生活知。 自分というかけがえのない存在と結びついた生活知。 偶有性に満ちた人生。

Posted by ブクログ

2019/02/20

一見「整理」ということについて書かれた本かと思われるが、そうではなく、私たちが人生を生き抜くためのヒントのようなことが書かれているように思える。「世界知」と「生活知」の話から始まり、偶有性、セレンディピティとその分野は多岐に渡る。その中でも一本筋が通っているものとして不確実性の大...

一見「整理」ということについて書かれた本かと思われるが、そうではなく、私たちが人生を生き抜くためのヒントのようなことが書かれているように思える。「世界知」と「生活知」の話から始まり、偶有性、セレンディピティとその分野は多岐に渡る。その中でも一本筋が通っているものとして不確実性の大切さが訴えられている。「科学離れ日本」を憂う作者が脳科学というパースペクテヴから書いた作品であった。

Posted by ブクログ

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