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シシリーは消えた ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ
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シシリーは消えた ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ

アントニー・バークリー(著者), 森英俊(訳者)

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シシリーは消えた ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ

2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2005/02/12
JAN 9784562038718

シシリーは消えた

¥2,640

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2026/02/24

 私の中では「毒入りチョコレート事件」でお馴染みの、アントニイ・バークリーによる、所謂『幻の長篇』と呼ばれる1927年作のミステリ。  タイトルの通り、最初はほんの遊び心のつもりで始めた降霊会の最中に何故か消えてしまった、若い女性シシリーを始めとする一連の事件に挑むのは、事件の...

 私の中では「毒入りチョコレート事件」でお馴染みの、アントニイ・バークリーによる、所謂『幻の長篇』と呼ばれる1927年作のミステリ。  タイトルの通り、最初はほんの遊び心のつもりで始めた降霊会の最中に何故か消えてしまった、若い女性シシリーを始めとする一連の事件に挑むのは、事件の起こったレディ・スーザンの屋敷にて従僕の職を得たばかりのスティーヴン・マンロー青年と、本書を読み始めた頃にはおそらく彼自身も想像できなかったであろう、ある人物とのコンビ。  バークリーならではの、会話の多さによってそれぞれの登場人物の一癖ありそうな個性を確立させる、そんな人間ドラマの楽しさは健在であるものの、肝心のミステリ部分に、これといったインパクトが無く、それは読者への挑戦的な楽しみとして見た時、単に殺人事件として提示されて推理するのならば、まだ考えを巡らせる範囲は限定されるものの、シシリーが消えてしまったという、ただそれだけの事態に対して考察した時、それは自ら消えたのか、他人によるものなのか、あるいは誰かとの共謀なのか、というように彼女の消失一つを考えただけでも、その起こり得る選択肢や可能性というのがあまりに多すぎるのに対して、ヒントとも思える伏線は少なかったりと、そのバランスの悪さが挙げられながら、最後に真相を知ったときの感動にも近い驚きや見事にやられた感は薄かったりと、ミステリとして面白いのかと言われると、残念ながら私には合わなかったというのが正直なところ。  ただストーリーに対して好感を持てるとい点には、それがバークリーであるからこそ、他のミステリ作家よりも新鮮な驚きをそこに感じられて、それは最初は嫌な奴だなと思っていた人が・・・であることや、若者たちの実直さや瑞々しさが生み出す爽やかな読後感であったりと、特に同じ1927年に発表された、ミステリに於ける探偵の超越性へのアイロニーが辛辣な「ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎」と比較すると、同じ作家とは思えない程の違いがあり(シェリンガムシリーズから挙げるのならば、一作目「レイトン・コートの謎」が雰囲気的に近いか)、こうした点からは、バークリーも作家として物語の創作を楽しんでいたのかもしれないと感じさせるものがありそうだ。  だがしかし、シェリンガムは嫌な奴である反面、良いところも際立つことによって、オリジナリティある探偵としては忘れられない存在感がある一方で、スティーヴンは人は良さそうだけれども、探偵として見ると特に何も印象に残らなかったりと、この辺は読者の好み次第というのも、きっとあるのだろう。  色々書いたけれども、スティーヴンと、その元従者ブリッジャーとの漫才のような掛け合いは、もっと読みたかったかな。

Posted by ブクログ

2024/11/10

バークリーの中でもマイナーな本なので、マニアックな捻くれバークリーを期待した。 変態チックな「お仕置き」にももう驚かないぞ!と覚悟して読んだ。 そしたらなんと、めっちゃくちゃ「普通」だったという…(^_^;) こちらはオーソドックスな推理小説。 解説によると、懸賞金付きの〈読...

バークリーの中でもマイナーな本なので、マニアックな捻くれバークリーを期待した。 変態チックな「お仕置き」にももう驚かないぞ!と覚悟して読んだ。 そしたらなんと、めっちゃくちゃ「普通」だったという…(^_^;) こちらはオーソドックスな推理小説。 解説によると、懸賞金付きの〈読者への挑戦〉小説として全国紙に新聞連載されたとのこと。そのため大衆向けする要素を盛り込んでいる。クリスティーを意識していたんではないかとのこと。 私はバークリーに普通は求めてないのよ。。。 バークリーは捻くれているからこそ、捻くれ者の私はファンになった。 今回は私の予想の方が遥かに捻くれてて、素直に読めない自分が恥ずかしくなった。。。(-_-) 別名義でマイナー出版から刊行されたことで、バークリーだと判明したのが死後17年も経ってからという幻の長編だそうだ。 1冊でも多くバークリー作品を翻訳で読むことができて感謝です。 この本を読んだら1つ前の『服用禁止』はバークリーらしく捻くれててやっぱり面白かったと思い直し、★4→★5に修正しました(^^)

Posted by ブクログ

2011/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ロジャーシリーズではない。 交霊術の最中に消える女性の謎から始まり、消えた女性からの電話がかかり、殺人事件が起きたり、館に眠る秘密があったり、オーソドックスなミステリー世界。 自演乙!

Posted by ブクログ

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