シシリーは消えた の商品レビュー
バークリーの中でもマイナーな本なので、マニアックな捻くれバークリーを期待した。 変態チックな「お仕置き」にももう驚かないぞ!と覚悟して読んだ。 そしたらなんと、めっちゃくちゃ「普通」だったという…(^_^;) こちらはオーソドックスな推理小説。 解説によると、懸賞金付きの〈読...
バークリーの中でもマイナーな本なので、マニアックな捻くれバークリーを期待した。 変態チックな「お仕置き」にももう驚かないぞ!と覚悟して読んだ。 そしたらなんと、めっちゃくちゃ「普通」だったという…(^_^;) こちらはオーソドックスな推理小説。 解説によると、懸賞金付きの〈読者への挑戦〉小説として全国紙に新聞連載されたとのこと。そのため大衆向けする要素を盛り込んでいる。クリスティーを意識していたんではないかとのこと。 私はバークリーに普通は求めてないのよ。。。 バークリーは捻くれているからこそ、捻くれ者の私はファンになった。 今回は私の予想の方が遥かに捻くれてて、素直に読めない自分が恥ずかしくなった。。。(-_-) 別名義でマイナー出版から刊行されたことで、バークリーだと判明したのが死後17年も経ってからという幻の長編だそうだ。 1冊でも多くバークリー作品を翻訳で読むことができて感謝です。 この本を読んだら1つ前の『服用禁止』はバークリーらしく捻くれててやっぱり面白かったと思い直し、★4→★5に修正しました(^^)
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ロジャーシリーズではない。 交霊術の最中に消える女性の謎から始まり、消えた女性からの電話がかかり、殺人事件が起きたり、館に眠る秘密があったり、オーソドックスなミステリー世界。 自演乙!
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