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モーツァルト 作曲家 人と作品
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モーツァルト 作曲家 人と作品

西川尚生(著者)

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モーツァルト 作曲家 人と作品

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 音楽之友社
発売年月日 2005/09/30
JAN 9784276221741

モーツァルト

¥2,420

商品レビュー

3

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2024/11/05

「人と作品シリーズ」は、どの作曲家の本でも共通して「生涯篇、作品篇、資料篇」の三部構成となっている。本書の生涯篇は195ページ分である。 生涯篇を久しぶりに再読してみたが、以前読んで感じたのと同じことを感じた。それは非常に淡々としていることだ。そのような印象を受ける理由の一つは...

「人と作品シリーズ」は、どの作曲家の本でも共通して「生涯篇、作品篇、資料篇」の三部構成となっている。本書の生涯篇は195ページ分である。 生涯篇を久しぶりに再読してみたが、以前読んで感じたのと同じことを感じた。それは非常に淡々としていることだ。そのような印象を受ける理由の一つは、モーツァルトの手紙をそのまま引用するのではなく、手紙を要約し、重要だと思える点だけを抜き出して書いていることだ。 一つだけ例を挙げよう。モーツァルトが母親の死を隠して、まずは危篤であることを父に知らせる手紙は有名だ。その背景含め、手紙はモーツァルトの人間性を知ることができる貴重な資料となっているが、本書はこの手紙自体は一文字も紹介していない。本書の記述は"レオポルトと宛の手紙で母の死を隠し、彼女が危篤であり、あまり望みがもてないとだけ書いた"と書いているのみである。ただ単に生涯を追うだけであればそれでもいいかもしれないが、人間らしさやドラマ性というものは失われてしまっている。 生涯の出来事を網羅的に追っているが、細部には深入りはしないスタイルで書かれ、クローズアップして欲しいところでも、淡々と通り抜けクローズアップはしていない。モーツァルトの人間性を知るための書としては不十分である。 この本が出版されたのは2005年で、もう20年も前のことである。著者もあとがきで"モーツァルト研究は日進月歩であり、本書の執筆中にも、新資料の発見や新しい学説の発表が相次ぎ、それに合わせて書きあがった原稿を、しばしば補筆・修正しなければならなかった"と書いているが、今日の目で見ると新しい解釈もないし、新しい発見もない。その上、前述したように本としての面白味もない。私はモーツァルトの本はもう何十冊も読んでおり、所有している本もかなりあるので、本書を敢えて見返すこともなかったのは当然のように思えた。 すでにモーツァルトの本はたくさん出ており、新品で買える現役現役本にこだわらず、中古も視野に入れれば、無数とも思えるほどに存在している。だが、いま新品で買える現役の本の中で、1冊だけでその生涯を知る本となると、選択肢はあまりない。そのときに浮かび上がってくるのが本書である。この本を買うのに向いている人は、新品の本にこだわる人で、モーツァルトをあまり知らない人のうち、1冊だけでモーツァルトのことを表面的に知りたいという人であろう。

Posted by ブクログ

2014/08/12

彼の才能を考えると間違った認識かもしれないけど、私にはわがまま息子にしか見えない。 でもこれを読んで、演奏するうえでイメージしやすくなった。私みたいに知識のない人間にはとても勉強になった。

Posted by ブクログ