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社会の喪失
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社会の喪失
¥858
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
市村弘正の『標識としての記録』(1992年、日本でディタ―スクール出版部)に収録されたドキュメンタリー映画についての書評と、それをめぐって2005年におこなわれた市村と政治学者の杉田敦との対談が収録されています。 ミクロな視点にこだわりつづけることで、現代の社会が抱えている問題...
市村弘正の『標識としての記録』(1992年、日本でディタ―スクール出版部)に収録されたドキュメンタリー映画についての書評と、それをめぐって2005年におこなわれた市村と政治学者の杉田敦との対談が収録されています。 ミクロな視点にこだわりつづけることで、現代の社会が抱えている問題をあぶり出そうとする市村の議論を、ひとまずは杉田が現代政治学の立場から整理し、その有効性を問おうとしているのではないかと思えるのですが、なかなか両者の議論が噛みあってこないもどかしさを感じてしまいました。
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- ネタバレ
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法政大の2人の政治思想史の対話と市村氏の映画評論からなる本です。私たちの社会が今失いつつある、崩壊しつつあるという認識から興味がありましたが、かなり難解でほとんど理解できなかったです。章立ては戦争、歴史、解放、自由、世界、言語、社会と興味深いのですが、それぞれの章で主張していることと章名の関係も難しくて分かりませんでした。難しい言葉を使っているわけではないのに悔しい限りです。ハンナ・ア-レントが度々登場しました。
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目次より 1戦争について、社会喪失の時代 2歴史について、失敗の意味 3解放について、人間の場所 4自由について、選択と選別の間 5世界について、日常の中の戦争 6言語について、虚構の同時代史 7社会について-あるいは境界線をめぐって 1クロロキン、2水俣病、3被差別部落、4労...
目次より 1戦争について、社会喪失の時代 2歴史について、失敗の意味 3解放について、人間の場所 4自由について、選択と選別の間 5世界について、日常の中の戦争 6言語について、虚構の同時代史 7社会について-あるいは境界線をめぐって 1クロロキン、2水俣病、3被差別部落、4労働(国鉄)、5原発、6狭山事件 どうやら差別問題を取り扱っているように見える。どの題についても、日本が戦後、豊かな社会になって行く途上で、その副産物として、一時は切り捨てられ、後に注目され、和解に至った事件(社会現象)であると思われる。 題名から考えるに、社会が豊かとなる時に、失ってしまったものがある。それが、本書で取り上げた問題の中に、原因と解決(案)が見出せるのではないだろうか? 薬の大量投与は戦争と関係あり?(爆撃) 検査はアートか?(医療)内科はアートである。 人間の街(映画):牛は鳴き声以外すべて無駄にしないという言葉は、屠畜場ではたらく人たちの誇りであり、命へのいたわりである。
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