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アダムの呪い
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アダムの呪い

ブライアンサイクス(著者), 大野晶子(訳者)

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アダムの呪い

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ソニーマガジンズ/
発売年月日 2004/05/30
JAN 9784789722797

アダムの呪い

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商品レビュー

3.8

21件のお客様レビュー

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2021/09/09

歴史や遺伝子やらの分野では必須本みたいなもんですでに多くの本に波及、紹介されている。存在は前々から知ってた。内容もだいたい知ってた。もっと早く読むべきだった本。原書は2003年に出てる。

Posted by ブクログ

2020/04/18

ミトコンドリアDNA遡及を記録した「イヴの七人の娘たち」の著者による、今回は性発現に影響するY染色体を追求した一冊。 ミトコンドリアDNAは母系祖先から受け継がれますが、Y染色体は父系祖先から受け継がれるものです。 両者は相容れないライバルであり、DNAの箱舟である我々は知らぬ間...

ミトコンドリアDNA遡及を記録した「イヴの七人の娘たち」の著者による、今回は性発現に影響するY染色体を追求した一冊。 ミトコンドリアDNAは母系祖先から受け継がれますが、Y染色体は父系祖先から受け継がれるものです。 両者は相容れないライバルであり、DNAの箱舟である我々は知らぬ間に彼らの諍いに巻き込まれていたのです。 そしてわかってきたY染色体(男性)の悲しい未来…。 勇敢なY染色体の戦略、強かなミトコンドリアDNAの策略、どちらも素晴らしいから停戦してくれないか、と思わずにはいられません。

Posted by ブクログ

2016/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2004年刊。  男系の間のみで授受されるY染色体(男性性決定因子)に関連する書(「女と男」)の読了から、これを論じる本書を紐解く。  内容は、良く言えば、Y染色体を軸に、統計学的手法を用い、遺伝現象を巨視的に捉えた遺伝統計学の書。  だが、所謂アフリカでのイブ仮説、すなわち人類出アフリカ説・単一起源説に実証的根拠を付与したミトコンドリアDNA。これをテーマにした著者の書(「イヴと七人の娘たち」)程の意味は、本書には無さげ。  また内容で見ても、抽出される統計データが広範囲、あるいは多数とは言い難く、かなり雑駁(ただし調査が困難でやむを得ない面はある)。  むしろゴシップネタを書き散らしたような印象。  例えば、チンギス・ハーンと同一のY染色体がそこから30世代を経て千六百万人にまで爆発的に拡大(⇔チンギスと同世代に彼と同一のY染色体を持つ者の有無の言及なし)、あるいは同性愛遺伝子の同定論争(⇔X染色体と見る立場に対し、著者はmtDNAがY染色体に影響すると見るようだが、細胞内エネルギー生産工場たるmt内のDNAが、核DMAにいかにに作用するのか、その機序が全く判らない)。  さらには貧富の差が激しい社会。強権的政治支配者の治める社会は、女性は難儀する一方、経済優先・環境破壊を黙認する人類となったのは女性の性選択の帰結など、Y染色体の役割や機能の解説とは離れた部分も多。だから面白いとも言えるが…。  ともあれラスト24~25章で若干、精子減少問題、Y染色体の小型化傾向という現代的課題に言及。ここだけで良かったかも(とはいえ実際、最初の方はザッピングのみ)。  なお、大規模団粒構造を持つ染色体の毀損・修復と核DNAの毀損・修復と同一視してはならぬなど構造と毀損の在り方には注意。  著者は英OXF.大学人類遺伝学教授。

Posted by ブクログ

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