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さまよえる近代 グローバル化の文化研究
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 平凡社 |
| 発売年月日 | 2004/06/14 |
| JAN | 9784582452273 |
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さまよえる近代
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さまよえる近代
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
多層的な視点からグローバリゼーションを探求する本書は、文化人類学や社会理論の重要な議論を取り上げ、現代の複雑な国際関係を明らかにします。アパデュライの非決定論的アプローチを基に、グローバルなフローの優越を認めつつも、マニュエル・カステルやアントニオ・ネグリの議論を通じて、権力の階層的な構造や文化的支配の問題を浮き彫りにします。特に、ハーバート・シラーの文化産業に関する考察は、アメリカ中心の帝国主義がもたらす影響を深く掘り下げ、ローカル文化の自律的発展が脅かされる様子を描写。エドワード・サイードによるマス・メディアの支配も重要なテーマとして取り上げられ、今日のトランスナショナルなメディアの役割について考察がなされています。これらの議論を通じて、読者はグローバリゼーションの本質を再考し、より広い視野を持つことができるでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
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原著が1996年に発表された人類学者による本書は,地理学者もよく言及していたし,2001年には2章が『思想』に翻訳されたこともあって,読まなくてはとは思っていた。でも,地理学者がそろって言及する,そして2章にも登場するランドスケープをもじった,5つのキーワード――エスノスケープ,...
原著が1996年に発表された人類学者による本書は,地理学者もよく言及していたし,2001年には2章が『思想』に翻訳されたこともあって,読まなくてはとは思っていた。でも,地理学者がそろって言及する,そして2章にも登場するランドスケープをもじった,5つのキーワード――エスノスケープ,メディアスケープ,テクノスケープ,ファイナンスケープ,イデオスケープ――がいかにも胡散臭くて,2004年に全訳が出た時にとても新刊で買う気がしなかった。 でも,冷静に考えると,グローバル化について論じているのに,あえてポストモダンとするのではなく,タイトルに「近代」とつけるあたりの思想についてはもう少し思い巡らせるべきだったか。原著のタイトルは「Modernity at large」というが,「at large」の多義性を理解していなかったのも一つの原因かもしれない。 その読みにくい名前で予想がつくように,著者アパデュライはインド出身で,現在は米国の大学で教鞭をとる。そして,本書もそのインドでの経験,そして非ヨーロッパ世界へのこだわりが根底にあるのだ。そういった意味で,本書はナショナリズムという極めてヨーロッパ的なテーマを扱いながらも常にインドネシアでの経験を中心においていた,ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』によく似ているといえる。前半の「文化」についての内省的な考察は非常にためになる。思ったよりも堅実な文章を書く人だと,読み始めて読まず嫌いを決め込んでいた自分を恥じた。 そして,吉見俊哉という社会学者ではあるがこの分野の日本における第一人者が解説を沿えた本書を翻訳した訳者の丁寧な仕事も読み始めてすぐに分かった。しかし,読み進めるにつれ,私の人類学との肌の合わなさが徐々に首をもたげてくる。なぜかは分からないのだが,読書ということだけに限っても人類学という分野にはなかなか突き進めないのだ。なかほどには,イングランドの紳士のスポーツ「クリケット」が,英国の植民地であったインドにわたって変容する様を事例に,脱植民地化について議論している。私が講義の教科書として使っていた英国オープンユニバーシティの地理学の教科書にステュワート・ホールが寄稿した文章にもジャマイカのクリケットについての説明があり,比較しながら読む。 結局,アパデュライはポストモダン思想家ではない。そして,近代という時代もヨーロッパを中心として確たる「大きな物語」を作り上げたとは考えていないようだ。もちろん,植民地獲得争いをしていたヨーロッパ列強の存在は大きいものの,世界はそれだけではないし,またヨーロッパの作り上げたものに限ってさえ,それは矛盾のない強力なものではなく,支離滅裂な部分も有するもの。だから,強力な「近代」がくずれつつあるのがポスト近代としての現代なのではなく,現代とは一見強そうに見えた「近代的なもの」の弱さが露呈し,行き場を失ってさまよえる状態になっているに過ぎない,そんなことなのだろうか。
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グローバリゼーションって言葉を僕が語り出したのは、この本からだった気がします。文化人類学でアパデュライを知らなかったら偽物かキッチュな学者なんでしょう。アメリカでは。
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