商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2005/07/15 |
JAN | 9784163672304 |
- 書籍
- 児童書
素数ゼミの謎
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素数ゼミの謎
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商品レビュー
4.1
85件のお客様レビュー
素数ゼミの存在は前から知っていたが、なぜ素数ゼミがとりわけ注目されるのか、別に素数でなくてもいいんじゃないか?という私の疑問に答えてくれた本書であった。結論を知って私の考えの浅はかさを思い知った。生物とは悠久の時をかけて進化しているのだと。つまり、彼らの存在のキーとなるのは昔の地...
素数ゼミの存在は前から知っていたが、なぜ素数ゼミがとりわけ注目されるのか、別に素数でなくてもいいんじゃないか?という私の疑問に答えてくれた本書であった。結論を知って私の考えの浅はかさを思い知った。生物とは悠久の時をかけて進化しているのだと。つまり、彼らの存在のキーとなるのは昔の地球環境であると理解した。彼らは、長い時間をかけて淘汰を勝ち残った強者だと感心した。
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“2024年、ある生き物が221年ぶりに大発生する”―こんな予想がアメリカで立てられていること、皆さんご存知ですか?ある生き物とは、北アメリカ大陸に生息するセミです。「素数ゼミ(周期ゼミ)」と呼ばれるこの生き物は、なんと毎世代正確に13年または17年で成虫になり、数億匹規模で大...
“2024年、ある生き物が221年ぶりに大発生する”―こんな予想がアメリカで立てられていること、皆さんご存知ですか?ある生き物とは、北アメリカ大陸に生息するセミです。「素数ゼミ(周期ゼミ)」と呼ばれるこの生き物は、なんと毎世代正確に13年または17年で成虫になり、数億匹規模で大量発生します。2024年は、13年ごとに発生するセミと、17年ごとに発生するセミの羽化が13×17=221年ぶりに重なる素数ゼミyearなのです。なぜ、13年と17年なのか?なぜ十数年という長い間、幼虫として過ごすのか?これらの謎について、本書では日本人生物学者の吉村仁博士が、鮮やかに説明していきます。生物学の専門用語も登場しますが、図や用語の解説が非常に豊富で、小中学生でも理解できるよう工夫されています。もちろん、大人にもおすすめです。生物学にあまり触れたことがない方も、謎解き感覚で本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。 (ラーニング・アドバイザー/生命農学 UEHARA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/1806897
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『素数ゼミの謎』 吉村 仁 著 昨日のネット記事に、「米国で今年、13年ゼミと17年ゼミが同時に大発生」という記事がありました。米国では周期的に地域を分散しながら、セミの大量発生があるようです。またまた「COTEN RADIO」からの引用で恐縮ですが、ダーウィンの進化論に関係して、以前、このセミのことが語られていました。 ダーウィンの進化論は、「変化するものだけが生き残る」と解釈され、経営者がよくこの言葉を語ります。しかし、「COTEN RADIO」によれば、これは誤った解釈であり、「たまたまの偶然に」環境変化に対応できただけのものが生き残ると解釈するのが正解と論じています(実は、自分もそう解釈している)。その例として引き合いに出されたのが「素数ゼミ」。 セミの寿命は最長20年。その生涯をほぼ土中で暮らして繁殖期に地上に出ます。地上に出る期間は短く、この間に配偶相手を見つけなければなりません。しかし、地上に出たところ、誰もいないという事態もありえます(相手が多くないと、子孫を残すことはできない)。色々な周期をもつ種と交配すると周期が乱れて配偶相手を見つけにくくなるため、素数(13、17)の周期をもつセミが「たまたま」多く生き残っているというのです。 諸説はあるようですが、この説では、「たまたま」13年、17年周期のセミが生き残っただけで、別に環境の変化に適合したわけではないと言います。それにしても、13×17年の221年目となる今年は超大量発生で、ものすごい鳴き声になっていると思います。 米国で今年、「13年ゼミ」と「17年ゼミ」が同時に大発生 数十億匹にも(ロイター) https://news.yahoo.co.jp/articles/9fb7d4212f6205dc7a4c7c8509a70890adb49bae
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