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復刊ドットコム奮戦記 マニアの熱意がつくる新しいネットビジネス
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復刊ドットコム奮戦記 マニアの熱意がつくる新しいネットビジネス

左田野渉(著者)

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復刊ドットコム奮戦記 マニアの熱意がつくる新しいネットビジネス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 築地書館/
発売年月日 2005/08/10
JAN 9784806713128

復刊ドットコム奮戦記

¥1,870

商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2017/04/10

数々の絶版本をよみがえらせてきた実績を元に、本への愛情や出版文化に対する誇りが文章からにじみ出ている。 消えていく本を再び市場へ流通させようとすることは、私たちが考えている以上に複雑で難しいことなんだと思う。構造が化石化し収益が多く見込めない業界の中、1冊の本を大切に扱う著者の姿...

数々の絶版本をよみがえらせてきた実績を元に、本への愛情や出版文化に対する誇りが文章からにじみ出ている。 消えていく本を再び市場へ流通させようとすることは、私たちが考えている以上に複雑で難しいことなんだと思う。構造が化石化し収益が多く見込めない業界の中、1冊の本を大切に扱う著者の姿勢には感心させられる。 本書の中で取り上げられている事例でもかなりマニアックな本が多く登場し、根強いコアなファン層の存在に驚かされる。 誰でも知っている漫画家から、現代消費社会の速さにより忘れられつつある作家まで、後世に残すべき作品を守り続けたいという心意気には共感せざるを得ない。あの時に読んだ本(読みたかった本)が、今では手に入らないなんて哀しすぎる。 文化財としての性質を失いつつある本に息吹を与えようとする試みは素晴らしい。 ただ、この事業がベンチャー的かと問われたら、果たしてそうなのか。 復刊ドットコムを運営するブッキング自体が大手出版社の出資により設立された会社であり、著者である左田野氏も大手取次の日販から出向した身。 本書の中でも盛んに「リスクを背負ってでもこの事業に邁進したい」的なアツい思いが語れているが、あくまでも内輪の話であって、これまでの延長線上での展開にしか過ぎないような気がする(バックに日販のような大きなサポートがあったからやってこれたと氏自身が語ってもいる)。 情熱は感じられる。ただ、それだけのような感覚も受ける。 長く業界の中枢にいるだけに、もう少し突っ込んだ提言をして欲しかった。

Posted by ブクログ

2014/02/19

だめだこれは! 掲載された本、どれも欲しくなってしまって・・・だめだこれは! こんな商売やっててくれて、本当にありがとう! と言いたくなります。 言わずに、本を買っちゃうのです。 この本の書き手がどうこう、じゃなくて。 本や漫画、アニメ、映画、音楽・・・。 「そういえば、コレ...

だめだこれは! 掲載された本、どれも欲しくなってしまって・・・だめだこれは! こんな商売やっててくれて、本当にありがとう! と言いたくなります。 言わずに、本を買っちゃうのです。 この本の書き手がどうこう、じゃなくて。 本や漫画、アニメ、映画、音楽・・・。 「そういえば、コレもあったな。アレも懐かしいな・・・」と。 日本に生まれてよかった、と、ちょっと大袈裟に思ってしまう1冊です。

Posted by ブクログ

2012/06/27

絶版になっているけど、また読みたい——。 人びとのそんな欲求に応えるべく設立された「復刊ドットコム」。 どういう仕組みでやってるのか謎だったけれど、なるほど、書籍取次大手の日販が親会社だったのね。 にしても、取次とはまったく勝手が違う「復刊」という事業。絶版になるからにはそれなり...

絶版になっているけど、また読みたい——。 人びとのそんな欲求に応えるべく設立された「復刊ドットコム」。 どういう仕組みでやってるのか謎だったけれど、なるほど、書籍取次大手の日販が親会社だったのね。 にしても、取次とはまったく勝手が違う「復刊」という事業。絶版になるからにはそれなりの事情があるわけで・・・。 それでも読者のためにと奔走する社員さんは、ほとんどボランティアみたいなもの。奮闘記を読む限り、その原動力は「熱意」のみ。もっと言えば「執念」。 出版界の抱えるいろいろな問題も見つつ、新しい(2005年時点なので、今はさらに事情が変わっているはず!)ビジネスモデルを興味深く、気持ちは左田野専務と併走しながら(?)見させてもらった。

Posted by ブクログ

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