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三つの願い パレスチナとイスラエルの子どもたち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | さ・え・ら書房/ |
発売年月日 | 2006/01/01 |
JAN | 9784378034027 |
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三つの願い
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三つの願い
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
この本が出版されたのが2004年。 インタビューを受けているのは8歳から18歳のパレスチナ、イスラエルの子どもたちである。 ということはインタビューから20年くらい経っている。子どもたちも28から38歳の大人になっているはずである。こんなこと言いたくないが、生きていれば。 しかし...
この本が出版されたのが2004年。 インタビューを受けているのは8歳から18歳のパレスチナ、イスラエルの子どもたちである。 ということはインタビューから20年くらい経っている。子どもたちも28から38歳の大人になっているはずである。こんなこと言いたくないが、生きていれば。 しかし、知らずに読むと、20年前のインタビューとは思えない。それほど状況は(少なくとも子どもたちから見る状況は)変わっていない。 年長のイスラエルの子どもたちは、以前はパレスチナ人との交流があったと言っているが、これは1994年にラビン、ペレス、アラファトがノーベル平和賞を受賞した頃のことではないかと思う。 しかし、その後、イスラエルとパレスチナの人々が交流することはなくなった。それは双方の国を確実に悪い方向へ向かわせたと、この本を読んでも感じる。 パレスチナは貧しく、イスラエルは豊かという違いはあるにせよ、子どもたちの発言からは、同じ考えが読み取れる。自分たちに正義があり、相手国の人間は冷酷な殺人者であると。 これが大人へのインタビューならこんなものかと思わなくもない。しかし、11歳の子どもが「イスラエル兵はわたしを子どもだと思っていない。敵だと思ってるのよ。」(P75)、16歳が「わたしたちはイスラエル人で、ほかイスラエル人と同じ権利を持っているけど、パレスチナ人はそうじゃないってこと。」(P46)、12歳が「イスラエル人をひとり殺したら、きっとわたし、すかっとすると思う。」(P165)と言っているのを読むと、絶望に近い感覚に陥る。子どもが悪いんじゃない。こんな日常を送らせている大人が悪いのだ。 イスラエルは女性の社会進出も進んでおり、先進国と言えるくらいの経済力もあるが、人権というものを教えていないのだろうか。 18歳のイスラエル人の言葉「神を信じたことなんかありません。わたしたち、自分たちで戦争をひきおこしたように、こんどは自分たち自身で平和をつくりあげなくちゃならないんです。」(P188) 著者の言葉「この中東の地でおこった戦争は、あまりにも長いあいだ、いろいろなかたちでつづいているので、まるで永久に終わらないかのように感じられることもあります。しかし、戦争は、人間のそのほかの行為と同様、人びとが選んだ行為なのです。武器を製造することも、人びとが選んだことです。子どもが飢えるのをほうっておき、有毒な水を飲んでいても知らぬふりをするのも、そうすることを人びとが選んだのです。まちがったことがおこなわれているとき、それをだまって見すごし、やめさせようとしないことも、人びとが、そうすることを選びとったのです。」(P9)
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イスラエルとパレスチナ地区に住む小学生から高校生の子供達のリアルな気持ちが書かれていました。 どちらも、相手に友達や家族を殺されてしまったり、暴行を受けたり、罪も無い自分の周りの人達が突然死んでしまったりする。 歴史をどこまで遡るかだったり、国際的に人道的に解決したとしても...
イスラエルとパレスチナ地区に住む小学生から高校生の子供達のリアルな気持ちが書かれていました。 どちらも、相手に友達や家族を殺されてしまったり、暴行を受けたり、罪も無い自分の周りの人達が突然死んでしまったりする。 歴史をどこまで遡るかだったり、国際的に人道的に解決したとしても、お互いの憎しみの連鎖が止まらないところまでとっくに来ているんだなと感じさせられます。 さらに言えば、子供達からすれば生まれた時から既にその憎しみの連鎖の中の世界に生まれて来てしまっている為、憎しみ合う事が当たり前なんだとなと思いました。 同じ地球に住む同じ人間なのに、毎日の緊張感が全く違うのだと痛感しました。
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パレスチナに住むイスラエル人とパレスチナ人の10代の子供たちのインタビュー記事。 憎しみや信仰心や絶望、色々な感情を持ってお互い死の恐怖を持ちつつ懸命に生きている。 子供達の身に起こった生々しい出来事は強烈なメッセージを伝えてくる。 2006年の本なので今は大部状況は変わっている...
パレスチナに住むイスラエル人とパレスチナ人の10代の子供たちのインタビュー記事。 憎しみや信仰心や絶望、色々な感情を持ってお互い死の恐怖を持ちつつ懸命に生きている。 子供達の身に起こった生々しい出来事は強烈なメッセージを伝えてくる。 2006年の本なので今は大部状況は変わっているかもしれない。しかし、このインタビューを受けた子供達は今生きていればおよそ30代。 今の世の中に何を思うのだろう。
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