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文芸漫談 笑うブンガク入門
1,760円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2005/07/10 |
JAN | 9784087747614 |
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文芸漫談
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文芸漫談
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商品レビュー
4
14件のお客様レビュー
漫談という形式で文学を語る。この形式だから、整理されていないまだ理論化されていない思いが文字として固着される。「無意識は他者だと思って良い」とか「のでってのが物語なのでもういやだ。」とか。とっても素晴らしい本でした。続編も読んでみよう。
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文庫だと『小説の聖典(バイブル) -漫談で読む文学入門-』というタイトルに変わっていますが、個人的には旧題のほうが思わず手に取りたくなるタイトルで好きです。 小説家奥泉光といとうせいこうがボケ・ツッコミに分かれて漫談形式で文学について語るという本(実際に人前でおこなった漫談を...
文庫だと『小説の聖典(バイブル) -漫談で読む文学入門-』というタイトルに変わっていますが、個人的には旧題のほうが思わず手に取りたくなるタイトルで好きです。 小説家奥泉光といとうせいこうがボケ・ツッコミに分かれて漫談形式で文学について語るという本(実際に人前でおこなった漫談をもとに構成)。文芸評論家の渡辺直己が二人のやり取りに対してさらなるツッコミをいれるような形で、注釈を加える構造になっています。 漫談という看板を掲げているだけあって、笑えておもしろおかしくすらすら読めます。その実、話している内容は非常に高度。立ち止まって考えだすと、考え込んでしまってページがすすみません。でも、そうやって考えることがとても楽しい。笑いながら勢いで読んで楽しんで、そのあとじっくり読んで楽しむという二重の楽しみを味わえる本です。 「物語」と「小説」の違いや、「ギャグ」と「ユーモア」と「イロニー」の関係性など、うなずけるところ多々あり。 小説を読んだり書いたりするときの基礎となるような本で、まさに文学入門。
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ワカンナイ。 他のレビュアーはみんな比較的面白がって読んでいるけど、何がどうわかったのか聞いてまわりたい気分である。興味のある分野だけに、特に。 「漫談」ではあるけど。「漫談」なんだけど。 ただ、やっていることがわからない。その「わからなさ」については追々書いてい...
ワカンナイ。 他のレビュアーはみんな比較的面白がって読んでいるけど、何がどうわかったのか聞いてまわりたい気分である。興味のある分野だけに、特に。 「漫談」ではあるけど。「漫談」なんだけど。 ただ、やっていることがわからない。その「わからなさ」については追々書いていくとして。文章を書いたり読んだりすることには(学生期も含め)もう15年は携わっている身としては、心を折られる思いでした。 「文学入門」ではないなと思った。 「文学入門」にしては、前提として要求される知識が大きいぜ、と思った。 もう負け気分で書いているので非常に僻みっぽくなりますが。 あえて言うならば、いわゆる今の文学と、実世間の間に断絶があるとすれば、これが「文学入門」だからなんじゃあないかと思うのだった。まだこの本の中で「国辱」とされていた『テクストを遠く離れて』のほうがわけがわかった。「云っていることがわかる」という意味においては、であります。 じゃあ、ここにある一種の「断絶」って、単に読解力や知識量、アカデミックな素質だけの問題なんだろうか。 そうかもしれないが、そうでもない気がする。 この断絶を乗り越える方法が無いものか、ずっと首をひねっている。
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