商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 実業之日本社/ |
発売年月日 | 2005/07/12 |
JAN | 9784408395821 |
- 書籍
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私の財産告白
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私の財産告白
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商品レビュー
4.2
69件のお客様レビュー
一代の商傑には、一代の商傑でしか企み得ない大きな野望がある。 この一節と出会えただけでも、この本を読んだ価値があった。
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慶応生まれ、明治、大正、昭和を生きた大学教授であり産業振興に生きた本多静六。前半はお金の作り方、貯め方、そして運用。後半は生き方。 資産運用については、基本的なことを説いていて、商品の種類も多くテクニックに走りがちな現代人が求めるものはこの著にはないだろう。でも、多くの経済人がこ...
慶応生まれ、明治、大正、昭和を生きた大学教授であり産業振興に生きた本多静六。前半はお金の作り方、貯め方、そして運用。後半は生き方。 資産運用については、基本的なことを説いていて、商品の種類も多くテクニックに走りがちな現代人が求めるものはこの著にはないだろう。でも、多くの経済人がこの本に学んでいるということは、基本が大事で、あとがきにあるように、多くの人はその基本を踏むことさえ難しいからなのだろう。とても謙虚な人だ。若かりし頃は血気盛んでうぬぼれたところもあったと反省しておられるが、そうかなあ?と思う。 ・苦しくても月給の25%を貯金する。 ・「2割利食い、十割半分手放し」投資は2割儲かったら売る、2倍以上になったら半分売る。 ・卵を1つの籠に盛らない ・好景気は勤勉貯蓄、不景気には投資。 後半の人生指南にも学びは多かった。 ・仕事に謙遜は不要 ・まずは本業に勤しめ。本業が楽しくてしょうがないくらいに極めろ。名利を目的にしてもすぐはがれる。名利は与えられるもの。 ・保証人にはなるな。 ・自分が明るくない事業には出資するだけ、経営するな、オーナーを儲けさせろ。それが周り回って事業を設けさせ、自分にもリターンをもたらす。 ・政治家なんて、余裕のある金があれば、それで人に食事をふるまっていれば数年後にはなれるだろう。 印象的だったのは、寄付した金額が高額だったため、誤解と因縁を付けられ辞職勧告に追い込まれた時の話。相手の誤解と因縁に他ならないと思うのだが、彼自身、これまで相手を「打ち負かそう・自分の方が上」という態度をとっていたからだ、と分析。なかなかできる反省ではないなあ。私も実は今、似たようなことを振り返っている。 これって日本人の謙虚さの良いところかな。アメリカでは自己主張、競争を生き抜くことを徹底的に教えるけど、調和すること、負けて勝つ、そしてそれが全てうまくように導くコツなんて。 また、恥ずかしながら、普段聞くことのない熟語の勉強にもなった。 吝嗇 りんしょく 義理人情を欠いてまでも欲張る事。倹約とは違う。 煩悶 嘆き苦しむこと。 卑近 身近でありふれている事、高尚ではなくわかりやすいこと 鼓吹 吹き込み 繰り返し教え込む 通有性 つうゆうせい 同類のものに共通して備わっている共通性 剣突を食わせる(けんつくをくわせる)荒々しくしかりつける。とげとげしく拒否する。 今の私にとってとても学びある著だった。
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月給の25%を貯金する。臨時収入は全額貯金する。 投資は「2割利食い、十割半分手放し」 買値より2割益が出たら売る。長い年月持った株で2倍以上になった時、持ち株の半分を必ず売り飛ばす、つまり投資の元金だけを預金にもどして確保しておく。 年を取り、お金に関する考え方が変わったのは意外だった。60にしてのんびり過ごすはずが、より精力的になるとは、おもしろいものだなと。努めて働くのは生い立ちのせいだろうか?私だったらどうするだろう
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