商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2004/05/20 |
JAN | 9784003810613 |
- 書籍
- 文庫
娘巡礼記
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娘巡礼記
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商品レビュー
3.8
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高群逸枝の巡礼記。高…
高群逸枝の巡礼記。高群逸枝作だと思わなくても楽しめます。
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千野帽子さんの文藝ガーリッシュに紹介されていたのと、テレビで外国の方がお遍路をなさるのが紹介されていて、昔のお遍路の様子が知りたくて読んでみた。が、残念ながら中断。最初の純情な様子が、だんだんちやほやされて、なんだか高慢ちきに見えてしまって嫌になったせい。女性の一人旅に対する偏見...
千野帽子さんの文藝ガーリッシュに紹介されていたのと、テレビで外国の方がお遍路をなさるのが紹介されていて、昔のお遍路の様子が知りたくて読んでみた。が、残念ながら中断。最初の純情な様子が、だんだんちやほやされて、なんだか高慢ちきに見えてしまって嫌になったせい。女性の一人旅に対する偏見や、推測でずけずけ物を言われる事への不愉快さは、気の毒に思うし、女性史の資料としては貴重だ。でも旅の序盤でもう、『してもらって当たり前』『自分より下に見えたら適当にあしらっていい』という態度が見えて、非常に鼻についた。時代的なこともあって、女性で高等教育を受けたということは、家庭的にも相当恵まれていたのだろう。だからこういう口吻になるのは仕方ないのだろうけれど。 後に平塚らいてうらとともに活動したり、学者として確固たる仕事をしたのなら、どこでこのお嬢様育ちの少女が、目を覚まして、謙虚な落ち着いた大人になったのか、その内心の成熟のほうが、よほど私には興味がある。それにしても、一人旅したら人生しくじったと思われるなんて。源氏物語の宇治の姫宮が、宮仕えするなって言われてるところみたい。びっくりして笑ってしまった。
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高群逸枝の女性お遍路の旅(ひとりでするはずが、なぜか道連れ有)。 そこここに、感情大爆発の乙女全開モードが出現します。 「文藝ガーリッシュ」でも紹介されてますよね。私もそのクチです笑
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