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海から来た日本史 有史以降の海外交流から見えてくる日本の歴史の意外な真相とは KAWADE夢新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 2004/08/05 |
JAN | 9784309502922 |
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海から来た日本史
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海から来た日本史
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鉄砲伝来を境として、その前のアジアの範囲で活動した時代と、その後の世界の中の時代に分ける。さらに、それぞれ894年の遣唐使廃止の頃と1639年の鎖国開始を境にして、海外のものを積極的に取り入れた時代と海禁の時代に分けている。特に、朝鮮半島との関わりが深かった古代には大勢の渡来人が...
鉄砲伝来を境として、その前のアジアの範囲で活動した時代と、その後の世界の中の時代に分ける。さらに、それぞれ894年の遣唐使廃止の頃と1639年の鎖国開始を境にして、海外のものを積極的に取り入れた時代と海禁の時代に分けている。特に、朝鮮半島との関わりが深かった古代には大勢の渡来人が日本にやってきて、重要な役割を果たしたダイナミックな時代だったことが伝わってくる。 ・弥生時代の農業革命は朝鮮半島からもたらされた。 ・紀元前1世紀末に、前漢朝の支配を嫌った江南の海岸部や島々からの航海民が北九州沿岸にわたってきた。彼らは、朝鮮半島との貿易によって鉄器や青銅器を得て急速に豊かになり、末盧国(松浦半島)、伊都国(糸島半島)、奴国(福岡市)などが成長した。2世紀末の倭国大乱ののち卑弥呼が30の小国を支配。 ・3世紀初めに誕生した大和政権は、4世紀初めには北九州を支配下におさめ、伽耶との交易によって大量の鉄を得るようになった。 ・475年に百済が高句麗との戦いで漢城(ソウル)を失い、関心が南の伽耶に向かった。新羅がそれに対抗するなかで、伽耶の内部が混乱し、故郷を追われた多くの人が5世紀末に日本に渡ってきた(秦氏、東漢氏など推定100万人規模)。渡来人によって、絹織物、鉄器、金属工芸、陶器などが広まったほか、史(書記)や薬師(医師)などとして大王に仕えるものも増えていった。 ・中国では、唐代末の混乱で貴族層が没落し、成長した地主層の中から交易をおこなって豪商となる者が現れた。唐末期・五代を含む10〜12世紀半ばの日宋貿易で、中国からは陶磁器や銅銭などが持ち込まれ、日本は金銀で支払った。平清盛が大輪田泊(神戸)の港を修築したことで、貿易はさらに活発化した。 ・元寇後まもなく南宋との貿易が再開され、鎌倉時代末の日元貿易の時代には、大寺社や北条家、守護大名が中国へ船を出すようになった。西日本の一部の武士は朝鮮半島に略奪をおこなった(八幡船・倭寇)。 ・明の時代には、政府の統制を受けずに活動する中国人の海商が目立つようになり、環シナ海域の取引がさかんになった。1404年からは義満が遣明船による勘合貿易を始めた。
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