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弟を殺した彼と、僕。
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
| 発売年月日 | 2004/08/06 |
| JAN | 9784591082355 |
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弟を殺した彼と、僕。
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商品レビュー
4
22件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
先日観たドキュメンタリー映画で紹介されていたので興味が湧き読んでみた。内容は著者の弟が半田保険金殺害事件で殺害され、その後加害者との対話を通じて罪と罰とは何かを問うものであった。被害者である著者が最終的には加害者の死刑執行取り止めを請求するまでの流れは特に印象深かった。 また日本の法がいかに被害者に対して寄り添ってないのかという事を初めて知った。裁判でも被害者は検察からの依頼で証言台に立つ以外関わることを許されず、被害者の気持ちが置いてけぼりになるというのはこの本を読むまでわからなかった。 また世間は加害者だけではなく被害者およびその家族に対しても色眼鏡で見てきて、なおかつ、被害者をそれから守る人はいないというのも初めて知った。 死刑の目的は何か?また、被害者の権利について考えさられる本であった。
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作者の方は、人間として一本筋の通った人です。弟を殺され、精神的に参ってしまい、家庭まで壊れそうになっていきます。 だが、何年かして、殺人犯(知り合い)が今どんな気持ちでいるのか知りたくなります。それは心の奥の情念と言ってもいいほどの欲求です。 心の豊かな情のある人だと思います。 ...
作者の方は、人間として一本筋の通った人です。弟を殺され、精神的に参ってしまい、家庭まで壊れそうになっていきます。 だが、何年かして、殺人犯(知り合い)が今どんな気持ちでいるのか知りたくなります。それは心の奥の情念と言ってもいいほどの欲求です。 心の豊かな情のある人だと思います。 刑務所で会ってみると、憎しみしかないと思っていたものから、違う感情もわいてきます。 憎しみと同情、こういう交流を続けながら関係は続いていきます。 偶然、死刑廃止運動に関わっていきますが、犯人は、一生自分を見つめながら苦しみながら生きてほしいという思いからです。 犯人の側からはかかれていませんが、彼の気持ちは伝わっていたと思います。 尊いものを読んだと思いました。
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図書館で借りて読む。2004年刊行。 半田保険金殺人事件の被害者遺族、原田正治の手記。1983年、原田正治の弟、原田明男が、雇い主であった長谷川敏彦、同僚の井田正道、東公平(東のみ仮名)によってトラック運転中に殺害された。この三名のうち、長谷川、井田は、原田明男以外に二人も殺害し...
図書館で借りて読む。2004年刊行。 半田保険金殺人事件の被害者遺族、原田正治の手記。1983年、原田正治の弟、原田明男が、雇い主であった長谷川敏彦、同僚の井田正道、東公平(東のみ仮名)によってトラック運転中に殺害された。この三名のうち、長谷川、井田は、原田明男以外に二人も殺害していたことによって死刑となり、いずれも執行された。だが、長谷川は、獄中から何度も原田家に謝罪の手紙を送り続け、クリスチャンにもなった。原田は、拘置所へ長谷川に面会にまで行き、とりわけ長谷川の死刑執行を行わないよう働きかけさえ行った。だが、被害者遺族である原田のそうした訴えさえ退けられ、長谷川は死刑執行されてしまう。 こうした事件関係者(被害者、加害者双方サイド)の訴えは、一般に報道されたりすることはほとんどない。そのため、関係者以外の多くの人たちの受け止め方と、関係者自身の思いは解離してしまっているということがよくわかった。
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