商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2004/09/01 |
JAN | 9784101132525 |
- 書籍
- 文庫
海猫(下)
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海猫(下)
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商品レビュー
3.7
40件のお客様レビュー
タイトルの海猫が全編…
タイトルの海猫が全編を通して巧みに配置されている。単に薫だけの象徴でなく、登場人物それぞれが心から求める宿命の人の暗喩にもなっている。いい台詞が一つ。「愛は激しいほど貫き通さなくては、我が身を痛める刃になって戻ってくる」。だから、愛は怖い。
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薫と浩次との死の後、…
薫と浩次との死の後、物語の主人公は長女の美輝に移る。薫の置かれた状況に『嫁入りした』という行為について考えさせられた。昭和30年代田舎という閉鎖された地域で漁師の嫁として。薫が不憫でならない。主人公が美輝に移った後、実に様々なことが起こる。まるで上巻での淡々さの鬱憤を晴らすかのよ...
薫と浩次との死の後、物語の主人公は長女の美輝に移る。薫の置かれた状況に『嫁入りした』という行為について考えさせられた。昭和30年代田舎という閉鎖された地域で漁師の嫁として。薫が不憫でならない。主人公が美輝に移った後、実に様々なことが起こる。まるで上巻での淡々さの鬱憤を晴らすかのように。若干「なんで?」と思うような展開も感じたが次々と巻き起こる事件に飽きは来なかった。
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主人公の薫が夫の弟と…
主人公の薫が夫の弟との愛を選び、幸せになるかと思ったが、追い詰められ…そして、その娘達の話です。姉のほうが函館の過去を忘れようと北大に入学して家族を離れます。舞台が札幌ということもあり、三浦綾子の「氷点」が思い出されました。
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