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北朝鮮自壊 日米中が握る軍事独裁国家の命運
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社/ |
発売年月日 | 2004/02/14 |
JAN | 9784492211410 |
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北朝鮮自壊
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北朝鮮自壊
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書名の示す通り、重村・長谷川の両氏が北朝鮮が崩壊に向かっている現状の論証を試みている一冊。帯には「最終段階突入!」との文言が踊っているが、本書出版から12年が経過する現在も、かの独裁国家はいまだ健在なのは承知の通りである。北による日本人拉致の事実をとうとう彼らが認めたのが平成14...
書名の示す通り、重村・長谷川の両氏が北朝鮮が崩壊に向かっている現状の論証を試みている一冊。帯には「最終段階突入!」との文言が踊っているが、本書出版から12年が経過する現在も、かの独裁国家はいまだ健在なのは承知の通りである。北による日本人拉致の事実をとうとう彼らが認めたのが平成14年9月で、本書刊行はその1年半後である。この時期は北の尋常ならざる実態がしきりにTVメディア等で報じられ、国民の北朝鮮への関心が極めて高かった。本書もその流れで生まれたものであろう。 本書の収録は対談形式でなされたが、会話調では構成されておらず、両氏の分析が交互に記述されるといった体裁になっている。いま読んでみると見通しが甘いというか、明らかに外れていると感じざるを得ない記述が多々あって、それが逆に興味深かった。「中国は北朝鮮が核兵器を持ったら、油を完全に止めると思う(p.66)(長谷川)」 残念ながら止めていないから、今回の四度目の核実験により米国が中国に原油の禁輸を要求している。「北朝鮮を自国の軍事的な安全に不可欠な"緩衝地帯"として、温存したい(p.186)(長谷川)」という中国の目的が北の生存を許している。その状況は今も変わっていない。本書で述べられている諸事情は現在進行形なのである。いつ崩壊しても不思議ではないが、崩壊されるとどの国も困るという特殊な事情が厄介なのだ。
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