商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社/ |
発売年月日 | 2004/02/25 |
JAN | 9784334924232 |
- 書籍
- 書籍
見えないドアと鶴の空
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
見えないドアと鶴の空
¥1,650
在庫なし
商品レビュー
3
23件のお客様レビュー
真っ暗闇の中で、どんどん自分の恐怖の底に降りていく感覚が、深くてとても良かったです。 実際には体験しなくとも、精神的にはかなりそれに近い経験をした人だけが語れる言葉なのかもしれない。 昔の人は、もっと真の闇と仲良しだったんでしょうね。死者や魑魅魍魎とも、当たり前につながっていた...
真っ暗闇の中で、どんどん自分の恐怖の底に降りていく感覚が、深くてとても良かったです。 実際には体験しなくとも、精神的にはかなりそれに近い経験をした人だけが語れる言葉なのかもしれない。 昔の人は、もっと真の闇と仲良しだったんでしょうね。死者や魑魅魍魎とも、当たり前につながっていたのかも。 最後は少し魔法がかっているけれど、それも暗闇での体験が丁寧に描かれていることで、決して突飛ではなく、自然に読めました。心に残るお話でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
超能力物。 悪意はないのかもしれないけど、必然というか由香里が美味しい所を持って行った感じ。 洞窟のあたりから、収集がつかなくなった様な・・。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不倫もの…かと思いきや、オカルトあり、超常現象あり、ミステリ(?)あり、冒険ありと盛り沢山な本だった。(いろんな意味で)面白いのだが素直に誉める気になれない複雑な読後感。全体を通して見ると安っぽい宗教映画のような内容である。 私はニート歴があり、分析好きで、完全に昂一タイプの人間である。昂一が閉じ込められている時に悟ったことも、私が昔地震の予言に対する恐怖から逃れるために考えたこととそっくりだった。そのためなのか絹子のうっとうしさもリアルに感じられ、物語に入り込みやすかった。なにせ絹子は終始悪役扱いなのである。ラスト付近はあまりの書かれように、気の毒に感じてしまうくらいだ。そのせいか思ったよりスッキリはしなかった。 この本で作者が主張することの中で、特に気に入ったのは、現代人には考える時間が少なすぎるということだ。ニート時代にいろいろ考えられたことは、私の人生にとって大変重要なことだったと思うので、このことには大いに賛成である。
Posted by