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生まれる森
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2004/01/31 |
JAN | 9784062122061 |
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生まれる森
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商品レビュー
3.3
122件のお客様レビュー
繊細な物語
透明で繊細な物語、だと思う。深い深い虚脱感に支配される主人公の前に現れた、かつての同級生キクちゃんとその家族。彼らと触れ、ゆっくりと再生への道を歩きだす少女。その姿は危うくて脆くて、……美しい。
ちだ
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
P115 「幸せにしたいと思う事は、おそらく相手にとっても救いになる。けど、幸せにできるはずだと確信するのは、僕は傲慢だと思う。」 あとがきに 誰かを救いたいと思うこと。その相手の手を放すか、それとも掴むのかの一瞬の違いが恋愛の残酷さである。 中略 実際にそうするかは本人次第だとしても、だれもがかならず最後には森から出て行くことができるはずだと私は思っている。 なんかあとがきが一番好きだな。 野田ちゃんのサイトウサンって恋愛だったのかな。雪生も恋愛なのか? 島田さんも最後にこれは恋愛小説なのか、という疑問を口にしていたけれど、読んで思う事は恋愛の苦しさではないのかな、と思ってしまった。 でも、森には入り込んで彷徨った人には、野田ちゃんもきくちゃんも雪生くんも優しい人だな、と思う。きくちゃんが一番健全で好きだな。健全な人がいると、ホッとする。でも最後の島田さんのあとがきも健全。自分から森から出て行くことができると私も信じたい。
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私はもしかしたらサイトウさんに近いのかもしれない。 奥のほうに抱えた強い不安が1番身近な人間の心を容赦なく揺さぶる。 私のそばにいる人は私の抱える負の部分の重たさに、苦しんでいるかもしれない。 それを受け止めてそばにいてくれた彼は、なんて大きな人だったのだろうと思います。 ...
私はもしかしたらサイトウさんに近いのかもしれない。 奥のほうに抱えた強い不安が1番身近な人間の心を容赦なく揺さぶる。 私のそばにいる人は私の抱える負の部分の重たさに、苦しんでいるかもしれない。 それを受け止めてそばにいてくれた彼は、なんて大きな人だったのだろうと思います。 キクちゃんや雪生さんのように、救い出してくれる人がいるって幸せなことですよね。 苦しくてどうしようもない時は、現実から離れて自然に触れたり、外国に行ったりそんな逃避が必要だってことに共感しました。 悩みから心を離す時間を作らないと潰れてしまいます。
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