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神さまがくれた漢字たち よりみちパン!セ02
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神さまがくれた漢字たち よりみちパン!セ02

白川静【監修】, 山本史也【著】

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神さまがくれた漢字たち よりみちパン!セ02

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内容紹介
販売会社/発売会社 理論社/
発売年月日 2004/12/02
JAN 9784652078020

神さまがくれた漢字たち

¥1,320

商品レビュー

3.6

19件のお客様レビュー

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2018/12/22

目次 第1章 初めの物語 第2章 からだの物語 第3章 〓(さい)の物語 第4章 生と死の物語 第5章 空翔けるものの物語 第6章 「物語」ののちに =========== そもそも文字の起こりは「呪い(まじない)」 人間である限りは欲望とともにあり、長生き、楽しみ、快楽… だが...

目次 第1章 初めの物語 第2章 からだの物語 第3章 〓(さい)の物語 第4章 生と死の物語 第5章 空翔けるものの物語 第6章 「物語」ののちに =========== そもそも文字の起こりは「呪い(まじない)」 人間である限りは欲望とともにあり、長生き、楽しみ、快楽… だが、自然は厳しい。 そこで自然と「交わる」手段が生まれた。 漢字もだが、アルファベットの祖ともいわれる「ルーン文字」も同様である。 かの文字は剣で刻まれたため直線的で雄々しいが、組み合わさることである種の様式美を生み出す。人々の祈りが生んだ美しさである。 漢字が生まれた古代中国は「王」が統治する時代。 この時代の王は人々の祈りを神に伝える、いわば「神」と「人」をつなぐ存在でもあった。  その「祈り」に漢字が使われた。 第2章 からだの物語  目:民、は目を貫かれた異国の捕虜の姿である。彼らは神々に捧げられた。「臣」も同様である。 耳:戦果の代わりとして耳を切り取る風習があった。耳に「霊力」が宿るとされたためである。聖、聡は耳がついている。神の声に耳を澄ますところからきている。 首:「道」は首をもってみちをゆくすがたである。昔は道々に邪霊が満ちていると考えられた。それに対抗するために異族の首を持って歩いた。 歩:地霊との交流 手:なにを神に「捧ぐ」か 第3章 〓(口)(さい)の物語  数多くの漢字に使われている「さい(口)」。もとは祈りの箱が収まったものである。  これは神に近づく「うつわ」  である。  「兄」は自分より目上の者、神に近いものを指す。 第4章 生と死の物語  子供は生まれてから「生かすべきか?」「殺すべきか?」に二分された。  前者になれば「文身(刺青)」を入れられた。  「文」とは身体の聖化のための模様である。「棄」はかごに入れて流された子供が原型である。  死、亡、久は徐々に朽ちていく姿態を表す  「女」はもともと神のものであり、  結婚して初めて、「妻」という人のものとなった。  女には霊力が宿り、それを強めるのが「眉」「媚」である。  母は乳房から  男は田畑の管理者ぐらいの意味。  加は収穫を表す。 第5章 空翔けるものの物語  鳥は魂を運ぶ。  「鳥占」、鳥に神の真意をたずねる  「風」「鳳」神霊の象徴 第6章 「物語」ののちに  「見る」こと⇒象徴する  古代の人々が見ることのできた、ものの姿かたちが象徴的に描かれた時、文字はその出現のきっかけとなった  

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2017/03/21

目からうろこ過ぎた。 壮大だった。 ヒトの、願いや、思いや、いろいろなもの…営み。いのちとか。 それが、漢字に。 こんなにも身近なものに、宿っていたなんて。 読み終えて、興奮気味。 漢字の、ひとつひとつを解き明かしていく、その孤独な追求の姿勢。 最後に、書かれた、体系は双び立つこ...

目からうろこ過ぎた。 壮大だった。 ヒトの、願いや、思いや、いろいろなもの…営み。いのちとか。 それが、漢字に。 こんなにも身近なものに、宿っていたなんて。 読み終えて、興奮気味。 漢字の、ひとつひとつを解き明かしていく、その孤独な追求の姿勢。 最後に、書かれた、体系は双び立つことができない、という結びを見た時の、なんだろうあの感情。かっこよくて?変な声が出てしまった。 あらためて、よりみちパン!セはすごいラインナップだ。自宅の本棚に並べようかしら。

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2017/01/01

読了。児童館にある図書館の分館で借りた本である。子供向けかと思っていたが、中学生以上向けであった。白川静の最後のお弟子さんが書いた本のようである。序文が白川静の文章だったので、白川静が、子供向けに書いた本だと思ったが、著者は別人であった。う~んという感じである。いくつか常用漢字な...

読了。児童館にある図書館の分館で借りた本である。子供向けかと思っていたが、中学生以上向けであった。白川静の最後のお弟子さんが書いた本のようである。序文が白川静の文章だったので、白川静が、子供向けに書いた本だと思ったが、著者は別人であった。う~んという感じである。いくつか常用漢字などの批判の仕方が、気に障った。白川静であれば、気にさわらなかったかは、わからない。正直、白川静の書いた本は、まだ1冊も読んでないことに気がついた。読まねばと思った。山が高いと思って、つい筋トレばかりしていつのまにか山に登ってるつもりの人になっていた。気がついて良かった。

Posted by ブクログ

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