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逆命利君 岩波現代文庫 社会102
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
| 発売年月日 | 2004/12/16 |
| JAN | 9784006031022 |
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逆命利君
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商品レビュー
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住友商事の常務を務め、56歳の若さで亡くなった鈴木朗夫の生きざまを描いたノン・フィクション作品です。 コクトーの美学に傾倒し、恋愛に関しては「スタンダール的倫理観」にのっとり、自分の「弱さ」を棚に上げて被害者ぶる人間を嫌った鈴木は、およそサラリーマンの範疇を越えているというほか...
住友商事の常務を務め、56歳の若さで亡くなった鈴木朗夫の生きざまを描いたノン・フィクション作品です。 コクトーの美学に傾倒し、恋愛に関しては「スタンダール的倫理観」にのっとり、自分の「弱さ」を棚に上げて被害者ぶる人間を嫌った鈴木は、およそサラリーマンの範疇を越えているというほかありません。そんな鈴木と彼を用い続けた伊藤正とのコンビを、著者は「社畜」批判という文脈の中で読み解いています。また、彼らのような存在を許した住友商事という会社の歴史を、その個性派の系譜を紐解いています。 鈴木という男の生きざまに惚れるという読者も多いのではないかとと思いますが、こうしたタイプの美学を「社畜批判」という観点から捉えることに、若干の疑問も感じました。左翼という土壌では、よほど風通しを良くしておかないと鈴木の体現していたような美学は腐敗してしまうように思えます。個人的には、左翼にはやはり潔癖な左翼でいてほしいように思います(反対に保守に対しては、福田和也の言うように粋がっていてほしいと思います)。
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住友商事の常務まで昇りつめ、想い半ばに病に倒れた鈴木朗夫氏の伝記。 学生時代に一度読み、今回、社会人になってからの再読ですが、本書を読んでの感想は、学生時代にもったものとは大きく異なる気がします。 引用となる以下の文章は、特に今回、印象的でした。 「男が生涯を通じてビジネスにコミットする以上、其処に厳しい倫理と端正な哲学がなければ何の意味もないと思いました。多くの人たちが思想を離れ、哲学で飯は食えないよとうそぶく軽薄の時代に、哲学ある利潤を求めることはとても意義のあることであり、津田さんがそのような価値ある挑戦の場として、我々に住友商事を与えてくれたものと理解しました。」 一体自分が、何のために、どういう理由で、どういったやり方で、その仕事をしているのか。 日々の中に見失いがちな物事の本質を、改めて思い起こされたように思います。
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再読。保守的な自分に危機感。命に逆らいて君を利する。住友商事の常務だった鈴木朗夫は抜群の企画力、折衝力、語学力と自己の美学をもち、屈従と非合理が支配する陰湿な日本的企業社会に対する果敢な挑戦者であった。
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