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同じ釜の飯 ナショナル炊飯器は人口680万の香港でなぜ800万台売れたか
1,540円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 2005/01/11 |
JAN | 9784582824445 |
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同じ釜の飯
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同じ釜の飯
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
角田光代さんの旅エッセイで、この本を読んで香港という国の内情をよく知ったと書いてあったため、読んでみた。 パナソニックと香港の代理店の話。前半はパナソニックの香港代理店を築き上げた蒙さんの武勇伝と歴史。パッションがすごい。香港で炊飯器といえばナショナル、と言わせた人。相手が誰であろうと妥協は許さない、商機を逃さない、人との信頼。パナソニックの歴史に残る人なんだろうな、と。 残り半分は香港の家電事情や、華僑ネットワークなど。 正直、香港の歴史や事情をあまり知らなかったので、非常に勉強になったし、内容が面白かった。 答えとしては、香港を通して、中国、インドネシア、東南アジア、カナダなど、様々な土地に輸出されていったから。香港人のお米の炊き方、お粥の炊き方、デザインを徹底的に追及したから。香港は自由貿易港で、時代の最先端をいっており、香港で売れるものは他でも売れた。
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自由貿易港としての香港 小さな窓だが、後背地に中国、そして東南アジアが控えていて、華僑のネットワークがある。東アジア交易網の存在を知った。蒙氏の世界展開 日本側はあまりそれを重視していなかった。対策が後手になった。 特に、華僑は政府や国家を当てにできないから、人のつながりを大事...
自由貿易港としての香港 小さな窓だが、後背地に中国、そして東南アジアが控えていて、華僑のネットワークがある。東アジア交易網の存在を知った。蒙氏の世界展開 日本側はあまりそれを重視していなかった。対策が後手になった。 特に、華僑は政府や国家を当てにできないから、人のつながりを大事にする 市場の求めるものを売る 商売の基本が示されている 利益を社会貢献に向ける、かつての日本の商人にもあった徳 明治期の商人は、公会堂や大学に講堂などを寄付する使命感を持っていた。 それに対して、現在、利益の社内留保をして、労賃をケチり、景気回復に回さない大企業の経営者、法人税も免除させて、納めていないらし? なんだろうね。
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角田光代さんのエッセイを読んでいて、こちらの本が紹介されていた 角田さんが何故に炊飯器ネタのビジネス書? そこも気になったし、読書会の本に良いかもと手に入れてみました 機械製品メーカー勤務の私としては、とても面白い内容でグングン読めたけど この手の業界に興味がないと飽きちゃうか...
角田光代さんのエッセイを読んでいて、こちらの本が紹介されていた 角田さんが何故に炊飯器ネタのビジネス書? そこも気になったし、読書会の本に良いかもと手に入れてみました 機械製品メーカー勤務の私としては、とても面白い内容でグングン読めたけど この手の業界に興味がないと飽きちゃうかもね(苦笑) 昔、NHKで放送されていた「プロジェクトⅩ」的な香りがする本です 2005年に初版が出版された本なので、もう9年前のもの 若干「もうこのやり方じゃ厳しいんじゃん?」って思う部分もあります ただ、こういう熱い想いで、今どれだけの人が仕事をしてるんだろう?とも思いました 付箋が貼ってある部分をご紹介すると・・・ ・「マーケットを知らずして、その人たちを知らずして、製品はできないということを 教えてくれたのが蒙さんだと思います」(p52) ・明日は何が起こるかわからないという不安。しかし、そこでしりごみせず、逆に不安を バネにして、大胆に出る。そして、時代の流れをいち早く読み、幅広く、粘り強く手を打つ。 それが、蒙のビジネスの原点でもある(p56) ・後に、国平は、商売のひけつを聞かれて、「人より先んじること」だと答えている(p66) ・「永遠の敵はいないし、永遠の味方もいないんですわ」 つまり、臨機応変であれ。これは、世界中でビジネスを展開する広東人の信条だという。 常識や周りの声に流されず、ものさしは自分自身。(p85) ・「そんなサラリーマン根性じゃだめだ!」(p113) ・「我々の売る一台一台が、お客さまにとっては100パーセントだ」(p155) この本の最後に書かれてある一文で、この本が伝えたかったことが全てが詰まってると 私はホロっとしました 「オヤジにいつも言われるのは、商品に対して愛情がないとダメってことです」(p264)
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