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古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退 講談社学術文庫1665
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2004/07/10 |
JAN | 9784061596658 |
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古代ギリシアの歴史
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古代ギリシアの歴史
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
本書の基礎は、古代ギリシアの政治単位ポリスの興隆・展開・衰退の叙述である。そこでまずクノッソス宮殿や線文字Bに代表される先史時代から筆をおこし、考古学上の知見やホメロス・ヘシオドスの詩の分析から、貴族と平民にさほど社会的な距離はないながらも貴族政的な姿を備えていた初期のポリスの誕...
本書の基礎は、古代ギリシアの政治単位ポリスの興隆・展開・衰退の叙述である。そこでまずクノッソス宮殿や線文字Bに代表される先史時代から筆をおこし、考古学上の知見やホメロス・ヘシオドスの詩の分析から、貴族と平民にさほど社会的な距離はないながらも貴族政的な姿を備えていた初期のポリスの誕生が描かれる。その後は、ギリシアの代表的なポリスであるスパルタとアテネ、特にアテネ民主政の発達を中心にして、古代ギリシア世界の活発な植民活動やペルシア・ペロポネソス戦争などが描かれる。それと同時に、民主政の展開を支えた社会経済上の動向も克明に描かれている。そして最後に、ペロポネソス戦争以後ペルシア帝国やマケドニア、ローマといった近隣の大国の動向に翻弄され、最終的に政治的独立を失う古代ギリシア世界の凋落が描かれる。元になっているのは1976年出版の『ギリシアとヘレニズム』であり、その後の研究の進展なども考慮するべきではあろうが、きわめて生き生きとした叙述で読者を飽きさせない良書である。
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アルファベットの成立から古代ローマ占領までの,ギリシアの興亡を1冊にまとめた本。民主主義を考える上では外すことのできない,ポリスについての流れを中心に書かれている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りてきました。特に後半は人名の固有名詞が多いです。歴史の素養のない私は読むのに苦労しました。 第一章はギリシア時代の文字をいかにして解読していったかという話になっています。古文書の内容が少しずつ明らかになっていくさまは大変興味深く読めました。 その後、政治の話、ポリスの話へと進んでいきます。奴隷に支えられた市民の暮らしが見えてきます。奴隷といっても、何も鎖に繋がれて炭鉱を掘ったりするような生活ばかりではないとのことです。地道な作業を仕事としてやるのをギリシア人は良しとしないそうで、そういう作業を奴隷にやらせるそうです。なかには鉱山の経営を任される奴隷もいるとか。当時の奴隷は、現代のサラリーマンみたいな感じなのかもしれません。 いくつものポリスが同盟を組んだり敵対関係にあったり、また同盟の中心的ポリスが弱くなると周辺のポリスが同盟を抜けたりと、なかなか落ち着かない様子です。紀元前の時代から国際政治が国家存続に重要な位置を占めていて、現代とそんなに変わらないものなんだなと思って読みました。
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